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Dec.

2018年11月27日 公開

何を学べば尾崎えり子さんのようになれるのか(株式会社新閃力 代表取締役社長 NPO法人コヂカラ・ニッポン副代表)

「自分がゼロになれる場所を求めて」——何を学べば“連続挑戦家”尾崎えり子さんのようになれるのか?

学びのエッセンス

  • すべてが思い通りに行くわけではない…。子育てを始めたことが、大きな転機に
  • 社長と母親。2つの顔を持ちながら、働くことの難しさを実感
  • “頼る勇気”も必要。「弱さをさらけ出すこと」が、頼ることの近道
  • まだ34歳。自分がゼロになれる場所を求めて「お笑い養成所」へ
  • 誰もが、チャレンジしやすい世界を作りたい
毎週水曜22時から生放送している「何を学べば○○さんのようになれるのか(通称なにまな)」。学び続けることで自分らしい生き方を切り開く20人に、 スクーアナウンサー中田有香と受講生が直接問う30分の授業です。

今回は、シェアオフィス事業や教育事業を行う、株式会社新閃力代表取締役社長、NPO法人コヂカラ・ニッポン副代表、尾崎えり子先生の授業で語られた人生の転機や挫折から得た学び、これから目指す先についてご紹介します。

尾崎 えり子 先生

(株)新閃力 代表取締役社長

中田 有香

受講生代表

学びノート

SESSIONすべてが思い通りに行くわけではない…。子育てを始めたことが、大きな転機に

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株式会社新閃力、代表取締役社長、NPO法人コヂカラ・ニッポン副代表の尾崎えり子先生です。今日はよろしくお願い致します。

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よろしくお願い致します。

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尾崎先生というと、子どもたちに、世の中の面白さですとか、稼ぐこと、経済についても伝えたいという思いでお仕事をされているんですけれども。

その中で、大人たちの背中を見て、面白さをもっと知ってもらえるということで。子育て中のお母様へのキャリア教育、そういったこともされていると思うのですが。

ご自身の結婚ですとか、2人のお子さんの出産といったライフイベントに合わせて、会社員、企業内起業、そして起業と働き方を変えて。新しいキャリアをどんどん積まれていらっしゃるんですが。

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今は、お笑い養成所で、お笑いでも、さらに新たなことを学ぼうと、日々、挑戦している尾崎さんの人生をいろいろ遡って伺っていきたいと思います。

まずは、過去のお話から伺いたいのですけれども。人生の転機というと、尾崎さんの場合は、子育てというのが強く影響してくるかなと思うのですけれども。いつ頃でしょう?

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出産と子育てが大きな転機になったと思います。それまでは、本当に偉そうだなと思いますけど、努力さえすれば何でも手に入るし、何でも自分のやりたいようにやれると思っていたのですが。

子育てというものを経験して、自分の思い通りにならなかったりだとか、どんなに頑張ってもうまくいかないことがあるんだなということを初めて知って。そこから、自分の考え方だったり、スタンスが大きく変わったなと思います。

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子育てに入る前は、新卒で入社した会社で、すぐに賞を受賞したりとか。本当にバリバリと働かれて、活躍されていたと思うのですけれども。その後、転職されて。

そこで、新たな企業内起業の執行役員をした中で、一旦、お子さんが生まれて、育児休暇を取るという形になったと思うんですね。その育休で復帰したあと、どうでしたか?ご自身で考えていたこととの違いはありましたか?

SESSION社長と母親。2つの顔を持ちながら、働くことの難しさを実感

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まずは、こんなにも子どもたちが体調を崩すのかというのが分からなかったので。本当に、3分の1くらいしか会社に行けず。ようやく会社に着いたときに、迎えにきてほしいと言われて…。

そのときに、育休復帰とともに、社長という大役を担わせていただいていたので、この仕事もまったく満足にできないし、子どもたちに対しても理想の母親というものをまったくできていないし。

自分は、なんでこんなにもすべてを上手く回せないんだろうか、世の中のお母さんたちはあんなに上手にやっているのに、というところが、すごく挫折というか。これからどうすれば良いんだ、というところまで落ち込みましたね。

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そうなんですね。やっぱり、今まで努力をすれば何とかなると思っていたのが、子育てとなると、自分の努力ではどうにもならない部分というのが出てきたのでしょうか。

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そうですね。特に、子どもによるのですけれども。私の子どもは2人とも夜泣きがひどくて。夜中、1人泣いてあやして、寝かしたらまたもう1人泣いて、あやす、というのが続いて。

ほとんど寝れない状態で、また会社に行くということが続いていたときに。どうやったらこの子たちが寝てくれるんだろうとか。

母親の愛で乗り越えられると思っていたものが、愛すらもイライラだったり、こんなにも子どもに対して怒りを覚えてしまうことは、母親失格なんじゃないかとか。本当に何も分からない状態だったので。非常に、ビジネスマンとしても悩みましたし、母親としても悩むというのが、ちょうどその育休中の期間でしたね。

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そうなんですね。そういった中で、仕事をする面で、母親としてもいろいろと悩まれたということで。地域のコミュニティの大切さというのを知ったと伺ったのですが。どういう部分で、大切さを実感しましたか?

SESSION“頼る勇気”も必要。ある事件をきっかけに、地域コミュニティの大事さを知った

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本当に、会社と家との往復だけで、1日の時間がほぼ3時間くらい取られていたので。地域のご近所さんたちと仲良くなる機会というのは、ほとんど取れず。しかも、縁もゆかりもない場所に引っ越してきたので。初めは、お友達がぜんぜんいないところだったのですが。ある事件があってですね。

私が39度の熱を出して倒れてしまって。子どもたちも38度くらいの熱が出ていたのですが、比較的、元気で。

私は病院に行きたかったけれども、彼らをどこに預けたら良いか分からないときに。まずは、ママ友に預けようと思ったのですが、ママ友に風邪をうつしてしまっては、その人がまた会社を休まないといけなくなるし。

その子どもにうつったら、さらに、何週間も休むということになったら申し訳ないなと思って。

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自分で連れていこうと思ったのですが、フラフラして、車をまともに運転できず。

そのときに初めて、近所のおじいさんとおばあさんに、「すいません、子どもたちを見ていてもらえませんか?その間、おじいちゃん、私を病院に連れていってください。」とお願いしたら、
「もっと早く頼ってくれれば良かったのに。」というふうに言ってくださって。

それからは、地域のおじいさんとか、おばあさんとかと、コミュニケーションをたくさんとるようにして。

実家は遠いので、実際のおじいちゃんとおばあちゃんは近くはないのですけれども。地域の方々にすごく救われているなというふうに思います。

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それまでは、あまり関わりがなかったのに、いきなり、こんなときだけ頼ったらおこがましいんじゃないかと思ってしまいますよね。

でも、意外と頼ると「もっと早く言ってよ」と、周りの方は手を差し伸べてくださったんですね。

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そうですね。この挫折で学んだことというふうになると、助けてほしいと言っても良いというか。言える勇気みたいなもの。

会社にいたときは、助けてくれということは、自分が努力不足なこととか、準備不足なこととか、経験不足を認めるようなことなので、すごく変なプライドでできなかった部分もあるのですが。

子育てを通して、初めて、助けてほしいということができるようになったことは、自分にとってすごく大きな力を得たなというふうに思います。

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そうなんですね。子育て中の方も、本当に共感する方も多いと思いますし。旦那さんの転勤で、知らない場所に引っ越すことになった方ですとか。

例えば、親の介護で、親の元に行かなければならず、転職をするという方もいらっしゃると思いますけれども。そういった方、皆さん含めて、地域の方とのコミュニティというのは大切ですよね。

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そういう地域のコミュニティが両立の鍵というのを学んだということで。今、現在、シェアオフィスのトリストをオープンされていますけれども。そういったことにも繋がっているんですか?

SESSION地域のなかで働くことはできないか。ローカルに根ざした会社を創業するまで

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そうですね。都内まで働きに行くというのが、もうきついなと思ってやめたのが、約5年前なんですが。

それから、地域の中で働くというような環境をどうやって作っていくかということを考えて。学童を作ったりだとか、プロデュースをさせてもらったり。あとは、行政の人と、地元で創業するというようなスクールを立ち上げさせていただいたり。

という中で、私自身も、都内まで往復3時間かからなければ仕事を続けられたのにという思いがすごく強かったんですね。

なので、都内で勤務していながらも、地元で通勤できる場所を作るということで、お母さんとかお父さんたちが、もっと地域や家族に時間をとれるんじゃないかということと。

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あとは、やっぱり、生き生きと働いている大人が地域にちゃんといるということが、子どもたちにとっては、すごく未来を見るときに、影響力が大きいなと思っていたので。

いろんなエンジニアの方だったり、デザイナーの方々だったりが、地域で活躍しているというような図を作りたくて、オフィスを立ち上げました。

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本当に体調を崩したときに面倒を見てもらうだけではなくて。地域の人たちが生き生きと働いている姿を見せるという分でも、地域の方は重要な存在なんですね、子育ての上で。

SESSIONユーザーはなかなか本音を言わない。企業内起業で学んだ商品づくりの難しさ

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育休から復帰して、社長に就任されたということですけれども。この企業内起業をしたとき。このときに、ちょっと人生の挫折というか、うまくいかない部分、それを乗り越える部分があったと伺ったのですが。

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そうですね。本当に、資本金を本社から頂いて。自分がやりたいものをやっても良いというようなチャンスを頂いたにも関わらず…。

子育てのスポーツの教材を作るというものだったんですけれども、当時、まだ、私が母親ではなかったときに作ったんですね。

で、たくさん、お母さん方にヒアリングをしましたし、これは良いものができたというふうに思ったのですが。

やっぱり、自分が母親になって、その商品を見たときに、これは使わないなと思ってしまったんですね。

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そのときに、どんなにターゲットの人にヒアリングをしたとしても、当事者のインサイトとか、本音まで深掘るって、すごく難しくて。

特に、子育てにおいては、お母さんって皆、子どもたちに時間をさきたくて、子どもたちの成長を見守りたいものだろうと、勝手に思っていたんですが。母親になって、そんな時間よりも、とにかく自分の時間が欲しいとこれほどまでに思うものかというのが、分からなかったので。

けっこうお母さんの時間もとってしまうような商品にしてしまっていて。

そこから、当事者にならないと、商品開発の細部まできちんと使われるものを作られないし。ヒアリングというものだけでは、なかなか、細部まで目がいかず、ちゃんとしたものが作れないなということを学びました。

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やっぱり、何か商品を作るときに、ターゲットとなるお客様にヒアリングというのは、皆さんすると思うのですけれども。やっぱり、自分を良く見せてしまうというか。本当に本音の、本当に欲している部分って、なかなか言えなかったりするのでしょうか?

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そうですね。

私も、子どもがかわいいですかと言われたときに、すごく子育てがつらいときでも、かわいくないと言ったら、私はどれだけ虐待をしているんじゃないかと疑われるんじゃないかとか、母親失格と言われるんじゃないかと思うと。

やっぱり、かわいいですよと言いますし。子どもの笑顔が全てですと言いながらも。

とにかく、今自分が1人で寝たいという気持ちを、なかなか外に出すことができなかったなと。自分自身も思っているので。

その制作のメンバーだったりとか、重要なポジションにちゃんと当事者がいるということは、非常に、今、コンサルティングでいろんなところに入っていますけれども、重要視をして、関わらせていただいています。

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けっこう企業で新しい商品を作るときに、メンバーの中に当事者がいないチームというのはあるんですか?

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そうですね。特に、私に案件がくるコンサルの商品開発でいくと、独身の方2人が、すごくお母さんたちのことを思って作ったけれども、メンバーにはいないので、実際にこれが使えるかどうか分かりません、だったりとか。

まだまだ女性が新規の事業開発とか、新規の商品開発の中のメンバーにアサインされることって、そんなにも多くはないので。

その中で、女性向け、母親向けの商品を作ろうとすると、少し、ずれてしまうなというようなところもあるところは、私がフォローに入るというニーズが、あるんだろうなと思います。

SESSION起業はうまくいかず…その経験から得た教訓とは

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なるほど。新しいプロジェクトをするとか、新しい何かを立ち上げるときに。

例えば、若い女性向けだったら、新入社員の若い女性をチームに入れてみるとか。子育て向けだったら、子育て中の働いているお母様を入れてみるとか。

そういう当事者を入れる。当事者と一緒に働くというのは大切なんですかね。

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そうですね。良い悪いじゃなくて。やっぱり、視野とか視点がぜんぜん違うので。

その視点がないと、なかなか、良いものができづらいというか。もったいないことになってしまうので。

その視点が、もし、社内にあるなら。また、社外から呼んでこられるのであれば、ぜひ、そのチームには入っておいてもらったほうが良いかなと思います。

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そうですね。起業されて、その起業がうまくいかなくなってしまった…?

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そうですね。企業内起業で立ち上げさせていただいた事業は、私の第2子の育休で抜けてしまったこともあって。

ちょっと、本社と一緒になるということで。子会社として立ち上げていただいたのですが。事業としては、軌道に乗るというところまでは、私が持っていくことができず。

本当に反省していますというか、学びが多かったなというふうに思います。

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尾崎さんは、失敗を自分でとりに行くくらい、失敗から多くのことを学んでいると伺ったのですけれども。その経験からどのようなことを学ばれましたか?

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本当に、当事者がいないのに、自分が少しビジネス経験があるからといって、調子にのって作っちゃだめだなというふうに反省しましたし。

その間、子育てと仕事の集中がなかなかできなかったので。うまく切り替えられないということを言い訳にしていた部分もあって。もっと、仕事が直接、地域の人たちにプラスになったりとか。私の仕事が、直接自分の子どもたちにもプラスになるような。

そういうような働き方とか、事業をはじめれば、今みたいにバラバラになってしまっているが故に、パワーや時間を両方にさけてしまうということを、防げるんじゃないかなというふうにも思いましたね。

SESSION社長とお笑い芸人の卵。私が二足のわらじを履く理由

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なるほど。ありがとうございます。そういった過去があって。今は、株式会社新閃力の代表取締役社長として働かれているのですが。その一方で、お笑い養成所で、今、さらに新しいことを学ばれているということなのですけれども。どういう経緯で?

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自分で会社を立ち上げたのが4年前なんですけれども。それから、先ほどいったような当事者が入っていないというような、新しい事業開発だったり、商品開発に入っていくというコンサルティングだったりとか。

あとは、先ほどのような、新しいシェアサテライトオフィスというものを作る事業をやっていたのですが。そもそも、私、新しいものを作るのが好きで。

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その中で、どんどん新しいアイディアを出していくためには、いろんな情報をインプットしないといけないし。他の人が持っていない視点を、自分の中で育て続けて、学び続けないといけないので。

そういうときに、4年経って事業も安定してきて、すごくいろんなところに講演も呼んでいただけるようになったときに、このままじゃアイディアが枯渇するかもしれないという危機感を感じて。

何かの専門家になるということも素晴らしいことだと思うのですが。そうなってしまうと、そこの立場から、逆にいうと、チャレンジャーになりづらかったりだとか、新しい環境に飛び込みづらかったり。

そういうことをすると、どんどん私の視点・視野が狭くなっていくと思ったので。ここは、おもいきり、違うところに飛び込んでみようというふうに思って、お笑い養成所に跳び込みました。

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本当にそうやって講演会に呼ばれたり、声がかかったりとか、軌道に乗っている時に、そうやってご自身で危機感を感じられるというのは、すごいなと。

今、お話を聞いていて思いました。軌道に乗ると、けっこう満足してしまいそうな方が多くないですか?

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そうですかね…?

34歳にして、ダメだしをされない人生って、どれだけ今後こわいんだというか。まだまだ会社にいたら、もっともっと叩かれる年齢だし。

マネージャーになって、もっといろんな人たちから評価を受けて、ビシバシやられて、成長しているタイミングなのに。自分が会社を立ち上げて、トップになってしまった。さらに、いろんな人たちから、ありがたいことに、評価をしてもらえる立場に立って。

まだ34歳だぞ、と。これ以上、私、こんな甘いところにいたら伸びないんじゃないかというこわさのほうが、すごく恐怖心になって襲ってきて。

もっと学びたい、もっと成長したいという欲求から。はじめは、東京大学の大学院に行こうかとか、MBAを取得しようかとか。もっとさらに上を、というふうに目指していたのですけれども。

SESSIONまだ34歳。自分がゼロになれる場所を求めて

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そうやって考える方が多いんじゃないかと思いました、私も。

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私、まだ大した成功もしていないのに、プライドはすごく高くて。

そういうビジネス系のところに行ってしまうと、「私、それ、分かっています」みたいなことを言ってしまったりだとか。

こわくて、「分かりません」ということを言えなくなるんじゃないかというふうにも思いましたし。

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経営者でそういうところに行かれる方って多いので。

唯一無二の視点を持ちたいという私にとっては、皆さんと同じ視点、むしろ皆さんよりも下の視点しか持てないんじゃないかと思ったときに。

もっと自分がゼロになって、一番底辺になれるフィールドはどこだろうということと。もっと面白い企画ができるような視点を得られるところはどこだろうというふうに思ったときに。

じゃあそこに行こう、という感じで、即見学に行って。ここに入りますと、応募書類を送りました。

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そうですか。でも、周りは、お笑い芸人さんになりたくて入ってきている方ですよね?

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そうですね。13期生なのですが。「13年間で、お笑い芸人にも、放送作家にもなりたくないのは、尾崎さんが初めてです。」と言われたので。本当に初めて飛び込んだ感じだと思います。

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そうなんですね。今、実際に、ネタをやったりとかされているんですか?

SESSION今は、ダメ出しをもらうことが「快感」

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そうですね。初めは放送作家のコースに入ったんですけれども。そこで1時間のドラマの脚本を書いたりとか、テレビに出すようなコンテンツを作ったりしていたのですが。

その中で、目の前でお笑い芸人さんたちがやっていることに対して、放送作家がアドバイスをするというような時間があるのですが。

自分がお笑い側に立ったこともないのに、偉そうに「もっとここはこうしたほうが笑えるんじゃないか」と言っている自分が、すごく恥ずかしくなって。

かつ、自分の殻を破りにきたのに、こんなに安全な方向にいてどうするんだと思って。私もネタをやらせてください、と。

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フリップ芸をやってきました。ボコボコでしたけど(笑)本当に、自分で、けっこうプライドを持っていたプレゼンテーション力とか、人前で話すことは得意だなと思っていたんですけど。

先生に「素人っぽいしゃべり方ですね」というふうに言われたりとか、構成がぜんぜんなっていなかったりだとか、どこで笑えば良いんだとか、ターゲットをちゃんと考えていないとか、本当に、ウッ…となるくらい、いろんなダメ出しをいただいて。

悔しいという思いはありながらも、すごく快感というか。まだまだ、私、企画の面でも、プレゼンの面でも、伸びしろがあるじゃんというのが嬉しくて。「もう一回やらせてください!」と今、言って、いろいろチャレンジをしているところです。

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すごいですね。お笑い養成所で学んでいく中で、ビジネスに生きそうな力とか、そういった部分は、どういったところですか?

SESSIONビジネスにもお笑いにも通ずること

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本当に、すごく似ているなと思う部分が多くて。

例えば、できることにフォーカスをして。できないことは、逆に、できないほうが面白い。

それは、起業家だったり、ビジネスマンも、全てを満たそうと、100点を採ろうとするけれども。

トーク力だったら、トーク力だけを磨いて。他のところはできないほうが笑ってもらえたりだとか、他の人たちがフォローしてくれるという体制って、他のビジネスにおいてもそうだなと思います。

その他にも、私、地方創生のためにも、いろいろな地方に行くのですけれども。うちの地方には何もないと言うけれども。

そのゴミの山をどうやって宝の山に見せるかというのも、すごく先生から教わっていて。

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何もないではなく今あるものを、いかに視点を変えて面白い、または他の人たちが楽しくて来たいと思うコンテンツに変えていくかというのも、すごく、その視点の切り替え方も、ビジネスだったり、これからの日本の進め方とか、事業の進め方にも真似できるところがあるなというふうに思います。

もう一つ。私、出す企画、出す企画が、すごくビジネスチックで。先生から「もっと面白いものを出しなさい」というふうに言われるのですが。

どうしても、コンサルを元々やっていたこともあって、事業の背景とかからコンテンツまで落とし込んでいくんですけれど。

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テレビでは、コンテンツが面白いかどうかだけなので。背景とかに時間をかけるよりも、もっと馬鹿馬鹿しくて人が笑えるようなコンテンツを作るところにエネルギーを注ぎなさいというふうに言われて。

そのためには、100個くらい企画を出して、初めて、自分の中のものができったあとに、新しいインプットができるというふうに言われたので。

今は、ひたすら、自分の得意分野で出して、先生に「うーん…」と言われながらも、出しきったあとじゃないと、やっぱり、入らないんだろうなと思います。

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そうなんですね。100個出すまでは、やっぱり、今までの自分の経験からとか、自分の中にあるものだけを出すだけになってしまうんですね。

SESSIONお笑い養成所で学んだ、企画の真髄

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そうみたいです。先生が言っていました。

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それを出し切ったあとに、新たな視点が。それって、本当に、お笑いのネタ作りに限らず、様々な企画書、そういったものでも、通ずるものがありますよね。

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そうですね。どうしても人間、自分の得意分野だったり、今までやってきたことで成果を出そうとして、どんどん提出するんですけど。

本当に新しいものというのは、それが出きったあとに、自分に入ってくる余裕ができて、いろんな新しい情報や、人や、知識が入ってくるんだろうなというふうに思うので。

出し切ることと、まったく新しい分野に飛び込むことというのは、重要かなと思います。

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お笑いのお話をしているときの尾崎さんの目が、本当にキラキラしていて。

本当に新しいことを学ぶのが楽しくて仕方がないんだなというのが伝わってきました。最後に、未来、この先、どのようなことを成し遂げたいでしょうか?

SESSION誰もが、チャレンジしやすい世界を作りたい

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やっぱり、子どもたちに、無駄なこととか、馬鹿馬鹿しいことって、なかなか義務教育の中では捨てられてくることだと思うのですが。

新しいことだったり、人が興味を持って、なになに?と来てくれることって、馬鹿馬鹿しいことだったり、一見、無駄なことがすごく多いんですよね。

でも、そこを面白がって突き詰めていくことこそが、新しい事業を生み出したりとか、新しい概念を生み出していくことだと思うので。子どもたちに、こういうチャレンジの姿を。

私自身もどんどんチャレンジしていきたいですし、いろんな周りのお母さんたちや、お父さんたちがチャレンジをしていくという環境を作っていきたいなと思います。

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なるほど。本当に、地域の人たちの働く姿、背中を見て、子どもたち、将来、様々な成長をして。

経営者ですとか、そういった活躍をする起業家になっていただきたいなと思いました。ありがとうございました。

ここまでは、先生の過去、未来のお話を伺ってきましたが、このあとは、皆さんの質問にお答えいただきます。皆さんから、たくさんのコメントがきております。

3

上品に学ぶより、応用がきかないところへ行く。

2

出し切ったあとのほうがインプットした内容の吸収力が上がる。

1

自分の中から出し切って、初めてインプットできる。

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けっこう、ここ、響いた方が多かったようですね。

4

ダメ出しをされることで、伸びしろを感じる。

SESSION井の中の蛙から、脱皮した学生時代

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では、質問もたくさんきているのでお答えいただきたいのですけれども。気になる質問はありますか?まず、たくさん聞きたいボタンが押されている質問からいきましょう。

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軌道に乗っているときに危機感をもつというのは珍しいかなと思うのですが、それは、どのような原体験があってのことでしょうか?

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何か経験からなんですか?私も、軌道に乗っていると、もっとこのままいこうと思ってしまうような気がしたんですよね。

でも、そこを一歩立ち止まって、このままでは自分は成長ができない、じゃあ新たなことを学ぼうって思われた考え方が、素敵だなと思いました。

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世界はものすごく広いということを、中高時代にすごく学んで。中学、高校時代、こういう性格なので、けっこういじめられることも多くて。

生徒会長とかをやってはいたものの、そこの世界で自分の評価をとめていたら、すごく狭い、井の中の蛙感を感じたんですね。

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香川県にいたのですけれど。「尾崎さん変わっているね」と言われるし、「面白いね」とも言われるし。そのかわり、すごく叩かれることもあったけれども。

そのときに、東京に、いろんな学校の生徒たちが集まるところに参加をして。こんなにも日本中にはいろんな高校生たちがいて。

世界を広げる、一歩外に出ると、自分の価値観とか環境って、こんなにも新たになるんだというのが、すごく気持ち良かったんですよね。

そのときから、自分が今いるところより、一歩外に出る、一歩外に出る、というところに楽しみを感じて、いろいろ動いているという感じですかね。

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一歩外に出るという意味では、軌道に乗っていても、このままでは一歩外に出ていないぞと思われたんですかね?

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はい。井の中の蛙かもしれないということを常に思っているという感じですかね。

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常にそういう視点を持っておくというのは大切ですよね。では、続いて。

SESSION「弱さをさらけ出すこと」が、頼ることの近道

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人に頼ることの大切さを学んだとおっしゃっていたのですけれども。人に頼ったことで学んだことは何でしょうか?

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人に頼ったことで、頼られやすくなる、自分も。人に頼ると、その人がまた次に私を頼りやすくなるので。

ギブアンドテイクというと、初めにギブをしてからというふうにも思われますが。

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初めにテイクを受けて、それからギブをするというのも、地域の中では、すごくスムーズだなと思っていて。

私を頼ってくださいという完璧な私が言っても、たぶん、誰も頼ってくれなくて。

私も弱くて、いろんな人に助けてもらうから、皆さんも私を頼ってください、という感じになると、すごく思いやりの交換がやりやすくなるなというふうに思います。

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思いやりの交換。素敵ですね。ありがとうございます。

今回の授業で学んだことは、学んだボタンでシェアをしてください。

お越しいただきましたのは、株式会社新閃力、代表取締役社長、NPO法人コヂカラ・ニッポン副代表の尾崎えり子先生でした。ありがとうございました。

2018年11月27日 公開

本日の生放送

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