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Aug.

2019年03月18日 公開

何を学べば森井じゅんさんのようになれるのか(公認会計士 / 税理士 / FP / 米国ワシントン州公認会計士)

「他人の期待を裏切る勇気」——何を学べば、異色のキャリアを歩む、森井じゅんさんのようになれるのか?

「他人の期待を裏切る勇気」——何を学べば、異色のキャリアを歩む、森井じゅんさんのようになれるのか?

学びのエッセンス

  • 自分の選択ならすべてに納得できる
  • 心が動いたときに、体は動く
  • いくつもの居場所をつくる
  • 迷惑をかけない生き方なんてない
  • 自分の人生を生きよう
「何を学べば○○さんのようになれるのか(通称なにまな)」。学び続けることで自分らしい生き方を切り開く20人に、 スクーアナウンサー中田有香と受講生が直接問う30分の授業です。

今回は、公認会計士/税理士/FP/米国ワシントン州公認会計士の森井じゅん先生の授業で語られた人生の転機や挫折から得た学び、これから目指す先についてご紹介します。

森井 じゅん 先生

公認会計士 / 税理士/FP / 米国ワシントン州公認会計士

中田 有香

受講生代表

学びノート

SESSION高校生で一家の大黒柱に

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本日の先生をご紹介します。公認会計士/税理士/FP/米国ワシントン州公認会計士の森井じゅん先生です。よろしくお願いします。

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よろしくお願いします。

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今日は、先生に、考える力、動いてみる力、多数の場所を持つ力について、主に伺っていこうと思うんですけれども。まず、受講生の皆様に、先生から質問があるんですね。

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はい。私は、今日、考える力、動いてみる力、多数の居場所を持つ力について、私の経験を元にお話をしていきたいと思っています。

皆さんには、社会人にとって、考える力、動いてみる力、多くの居場所を持つ力の重要性について、ぜひ考えてみていただきたいと思います。

正解はないんです。なので、皆さん、どしどし、いろんな考えを投稿してください。

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こちら、皆さんの投稿が、他の方の新しい学びにも繋がりますので。正解はありません。

自由に投稿をお寄せください。投稿につきましては番組の後半、質疑応答の時間でご紹介させていただきます。

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それでは、早速、お話を伺っていきます。まず、生い立ちが壮絶と言いますか。まず、母子家庭で育ちまして。経済的な理由で、高校中退されるんですね。

15歳の頃からアルバイトを掛け持ちして。高校を中退されてからもお仕事をして、家庭を養うというか、大黒柱として引っ張っていかれているのですけれども。

そのあと、自分の人生を変えたいということで、単身でアメリカに渡られているんですね。私、とても印象的だったのが、

中学生、高校生のときって、学生は勉強するのが仕事だと、私は、言われて育ってきたのですけれども。先生の場合は、家庭を大切にするのが良しとされて。

自分のために勉強することが悪とされていたというのが、とても印象的だったんですよ。

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私の母の方針だったんですけれども。家族は助け合うべき。それが、まず最優先だったんですね。私は、妹が2人いて、3姉妹の長女だったので。

私がやることは、例えば、家のことだったり、妹の面倒だったり、ということだったんですね。

ですので、勉強というと、自分のためですよね。家族のためというよりも、自分のことなので。それは、いけないこと、ずるいこと。

勉強をするなんて、ぜんぜん褒められることじゃないことだったんですよね。ですので、その中では、期待されていない部分ですよね。でしたので、私の中では、ずるいこととして、ずっと育ってきました。

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それから、ずっと、自分のやりたいことをやりたいということで、アメリカに渡られて。それからは、自由に学びたいことを学べる、勉強できる環境に行ったと思うんですけれど。

それまで学んでこなかった、勉強がだめだとされてきた場合、勉強の仕方が分からないんじゃないかな、と。まず、どうやって、何を学びはじめたのかなというのが、とても気になるのですが。

SESSION10代で、自分の生き方を選択した

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まず、一番の、この今日の考えてみる力、動いてみる力もそうなんですけど。私がやったことは、まず、勉強という前に、勉強をしてもいい環境に行ったことが、第一歩なんですね。

それが、やはり、私は、15歳で大黒柱になってしまって。妹2人とお母さんを養わなければいけない状況になってしまったんですね。

その中で、やはり、周りであったり、例えば、助けを求めに行った市役所の方だったりにも、私が働くことで何とかなるでしょと言われるわけですよ。

だから、例えば、中2のときに、市役所に生活の相談に行ったときに。私が行ったんじゃなくて、母と一緒に行ったんですけれども。

そうすると、職員の方に「この娘さんが、あともうちょっとで働けるようになるんだから、それまでお母さんが頑張りなさいよ」と言われるわけですね。

そうすると、私はもう中3で卒業したら働くと、皆から求められているわけです。家族だけでなく、周りの人、近所の人からも、もう働けるんだねと言われるわけなんですね。

その中で、必死で働いた数年後、やっぱり、私が、自分で自分のしたいことをしても良いんじゃないかな。

10代で、自分のために、その生き方をしても良いんじゃないかなという選択をしたんです。そう考えて、それが、考える力、動いてみる力なんですね。

私がしばらく働いた後、家族を離脱して、すいません、と。まとまったお金を渡して。私はもういないと思ってください、というふうに家を出て。

そこから、大検をとって、アメリカに行ったんです。やはり、勉強できる状況になったわけですね、初めて。

どうして良いか分からないんですよね。勉強ってどうやってやるんだろうと思ったときに。私は、何をしたいんだろうと思ったら、やっぱり、先生と話したい。

人に質問することからはじめたんです。質問って、実はすごく難しくて。一つの良い質問をするためには、1日かかるんですね、少なくとも。

というのは、その質問をするためのバックグラウンドも知らなければいけないし。的外れな質問ってできないですよね。

SESSION質問は最大のアウトプット。アメリカに渡って変わった価値観

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私は、アメリカの大学の日本校に、まず行ったんですけれども。そこで、アメリカ人の先生に、good questionと言われたくて。

自分のありったけの情報量とありったけの考えを練って、練って、練って。その一つの質問を毎日ぶつけていたんです。それをすることで、すごくいろんなことを吸収できて。

自分が知っていることと知らないことって、割と分かれていないんですよね。けっこうあやふやなことが多くて。

全く勉強が分からないという方って、だいたい、自分が何が分からないのかが分からないという状況だったりしますよね。

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分かります。学生時代、ありました。何を質問したら良いかが分からないという状況、ありますよね。

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そうなんですよね。私の中では、質問というのは、最大のアウトプットだと思っていて。

その一つの質問というアウトプットのためのインプットって、質問をする、アウトプットをすることによって、自分にスポンジのように吸収されていくと思うんですね。

ですので、質問をすることで得られることが、すごくたくさんあるんですね。

だから今もそうですし、会計試験のときもそうなんですけど。質問をすることを通じて、今も、これからも、学んでいきたいなとは思っていますね。

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なるほど。たしかに勉強するときもただ勉強するより、この中で何を質問しようとか、どう鋭い質問をしようという目線で勉強することによって、見る目線も変わるし、吸収量も変わりそうですね。

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そう。全く違ってくるんですよね。というのは、質問って何かというと。やはり、そこのコアの部分があって。そこに到達するためのステップじゃないですか。

その質問をするということは、やっぱり、自分の知らないこと、自分の知っていることを取捨選択して、自分の考えを入れていくことなんですよね。

だから、自分の考えがないと質問ってできないし。ただの教科書に書いてあることを質問してもしょうがないので。

プラスαの自分を出すところだと思うので。ぜひ、いろんな角度から質問を考えたいと思いますね。

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なるほど。今日も授業で質問を募集していますので。ぜひ、そういった、自分の考えも織り交ぜたような質問を。

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こう思います!ということをぜひ聞きたいと。

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何を質問しよう?というのを考えながら、このインタビューをご覧いただいて、質問していただきたいですね。

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ぜひぜひ。

SESSION自分の質問には、自分の価値観が乗ってくる

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やはり、良い質問というのは、そういったプラスαがあるというか。自分の考えが盛り込まれている質問なんですか?

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やはり、自分が、アメリカに行って、すごくトレーニングされたのは。じゅんはどう思う?どう考える?というのをひたすら聞かれて。ひたすらそれに答えるんですね。

途中、面倒くさくなって、もう何も思わない、何も考えられないという境地に行くときもあるんですけれども。

ただひたすら聞かれることによって、自分って何なんだろうとか、自分ってどういう価値観で本当は生きてきたんだろうかとか。

実際は、思考停止になって、見えていないものがあったんじゃないだろうかというのを、すごく掘り起こされてきたんですね。その中で、やっぱり、自分の考える質問というのは、どうしても考えだったり、価値観が乗ってくるので。

私が、今、人にいろんなことを教えたり、会計の授業だったり、いろいろなことをするんですけれど。そういうときに、質問を受けたときに、その子の理解度が分かったり、その子の興味が分かったり。

もちろん、その子の意思だったり、考え方だったり、いろんなことが分かるんですよね。だから、それは、自分の質問にも言えていて。

自分が質問を考えたときに、自分ってこんなことを思っていたんだという、新しい自分の発見だったりもできるようになると思うんですよね。

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なるほど。自分の発見にもなるし。あと、先生にも自分のことを知ってもらえる。

SESSION質問は「自分のことを知ってもらえる」いい機会になる

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そう。そうなんです。私、人が好きなのもあって。端的にいうと先生を好きになって、その人にどうやったらこの子できるな、やっているなと思ってもらえるか。

という視点から考えても、自分をアピールする場として、先生に一歩近づくチャンスにもなる質問というのは、やはり大事だなと思いますね。

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奥が深いですね。それって、本当に、勉強のときだけに関わらず、普段の人間関係ですとか、仕事の場面でも生かされそうですよね。

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そうなんです。仕事上でも、ただ、これどうしたら良いんですかという質問じゃなくて。こうこうこう思うんです、私はこうこうこう考えるんです、それについてこれにはどうですか?とか。

自分の意見とか考えを乗せて質問すると、やはり、相手も答えてくれるし。質問された側も考えるチャンスになると思うんですよね。

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なるほど。先ほど、質問が、会計士の勉強のときも役立ったという話だったんですけれども。28歳のときにそれまで未経験、全く勉強したことがなかったのに、資格を取得されたということで。

私も今29歳なので、今まで歩んできた道と、全く違う道。興味があっても進む勇気がない部分があるんですけど。でも、おもいきって勉強されて、今、活躍されているのが、すごく勇気をもらったんですよね。

SESSION心が動いたときに、体は動く。好奇心を大切に

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私は、そもそも会計士が難しいということも知らずに勉強をスタートしてしまって。そういう部分もあるので。全部の情報を先に集めておいて、そこからスタートするということではなくて。

私の中で重要なことって、やはり、好奇心とアンテナと想像力だと思っているんですね。好奇心を持って、アンテナを立てていると、いろんなことを、想像力を働かせていると、いろんなところに自分を連れていってもらえる気がしていて。

例えば私が、初めて勤めた会計事務所も、たまたま、人が見ていた求人に電話して、今日から雇ってくださいと言ったら、そこの先生がすごく良い方で。じゃあ明日からね、と言ってくださったとか。

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面接も何もなく?

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面接はしたんですけど。面接のときに、今日から雇ってくださいと言ったらそのまま、次の日から雇っていただいたり。

周りが運んでくれるときってあるんですよね。やはり、大事なことは心が動いたときに、体って動くんですよ。

それをとめない。何よりそれについて自分で考えながら、まず行動してみる、というような流れを自分で作っていくということが大切かなと思うんですね。

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心が動いたときに、体が動くのを制御しない。

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止めない。

SESSION他人の期待を裏切る勇気。自分の選択ならすべてに納得できる

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どうしても、待てよ、私、大丈夫なのか、この世界でやっていけるのかと思ってしまいがちだけど。そこを止めずに、突き進んでいかれるんですね。

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すごく大事なのが、一つあって。他人の期待を裏切る決意。

私が学生の頃に、勉強じゃなくて仕事をするように期待されていたものを辞めたのも、私の決断なんですけれども。

実際、人が期待しているだろうなと思っているのって、自分の観念だったりもするんですけど。そこを一生懸命やっていると、思考停止になってしまって。

どうしても自分の興味とか、好奇心に蓋をしてしまうんですよね。なので、人の期待、こうあるべきを裏切る力というのも、一つ、考える力の中の要素だと思うんですね。

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なるほど。その期待を裏切って、学びたいことを学びたいだけ学べる環境になって、学ばれてどうでしたか?学ぶって楽しいですか?

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楽しいですね。やはり私がもし当時、高校を中退したまま働き続けて、家族を離脱せずにいたとしたら、私はたぶんずっと、人のせいにしていたと思うんです。

というのは、皆、働けって言ったじゃない。だから、私、ずっと働いていた。うまくいかないのも全部しょうがない。だけど、今は、私は自分で選択をして、自分で考えて行動したので。

今、失敗しても、自分がやったからな、と。自分が歩んできた一つだから、また、新しいことで、何か失敗しても、何か違う道があるんじゃないか、ゼロからやり直せるよね、というふうに思えると思うんですね。

実際、何度か失敗しているので。そのときも、考え方として、私が自分でやってきたことだからという自負と選択と自分の責任と、というところが、やはりすごく重要なんだろうな、人生において、とは思っています。

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たしかに、それも、人の期待を裏切ってやりたいほうに進んでいったからこそ、胸を張って言えることですよね。

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そうですね。

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続いて、人生の挫折ということで伺っているのが。大手会計事務所勤務時代ということなのですが。どういったエピソードがあったのでしょうか。

SESSIONオンリーワンを目指すも空回りする日々。大手会計事務所で味わった挫折

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大手会計事務所に勤めていて。やはり、組織という中で、自分の立ち位置がよく分からなくなってしまった時代があって。そのときに。

私、15歳から働いていて、いろんな職場で、いろんな会社を見てきたんですね。その中で、例えば、皆、会社って組織だから、代わりがいるんですよ。

誰かが抜けたら、誰かが入るんですよ。だけれども、皆、かけがえのない何かになろうと思ってもがいているという状況をすごく見てきたんです。

例えば、仕事を人に教えない。新しく来た人にも教えないし、自分しか分からない仕事を作ってみたり。もしくは、ちょっとくらい早く行ったり。他の飲み会で頑張ったり。違うアピールをしてみたりということが、すごく多く、いっぱい、見てきたんですね。

実際、私が、大手会計事務所の組織の1人になったときに、自分がそれをやっていることに気づいたんです。

何かオンリーワンにならなきゃという気持ちで。すごく、その組織の中で、一生懸命アピールをするんだけれども、空回りをするみたいな時期があって。

やっぱり、それは良くないなと思っていた。そして、子どもを育てていくために、今、頑張って資格も取ったのに、何か、生活が、仕事が中心になっていて。子どもとも向き合えていない。

その中で、父が体を壊して。一緒に仕事をしていたんですけれども、それも私のほうに重心がきてしまったりで。どうして良いか、ちょっと身動きがとれなくなってしまったことが、挫折でしたね。

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そのご経験、どのように乗り越えられたんですか?

SESSIONいくつもの居場所をつくることが心のセーフティネットに

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一つは、私の選択として。組織の中から一度出る、という選択をして退職をしました。

父と一緒にやってる仕事も法人化して、一応、継続してやる。

自分の会計士としての会計事務所も作る。そのようにして、いくつか、並行でやることにしたんです。

その中でやはり、自分が一つの組織の中でオンリーワンになるとかじゃなくて。

自分がいくつもの居場所を持つことで、自分を保てるかなと思ってやり始めたんですけれども。実際、すごく、それは役に立って。

私が、ロールモデルとしたのは、アメリカのときに周りにいた人。皆、いっぱいコミュニティに所属しているんですね。

会社があって、趣味があってボランティアワークがあったり、教会に行ったり。いろんなところに所属していて。

どこにも依存していないなっていうイメージがあったんですよ。日本に帰ってきて、私も組織の一員になったときに、100%会社に尽くすから100%守ってほしいと、どこかで思ってしまっていて。

これは逆だな、と。安定を求めるって不安定だな、実はめちゃくちゃリスキーだなということに、思い至ったので。

いくつものコミュニティを持って、いくつもの居場所を作ることによって、自分がどこかで何か失敗をしても大丈夫な自分を作りたかったんですよね。

実際やってみたらもちろん、思った通りというか。やはり自分も心もそうだし、もちろん収入もそうだし。いろんな面で、自分でセーフティーネットを、自分で作るようなことができたと思いますね。

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たしかに、正社員って、安定しているイメージがありますけれども。

でも本当に、会社のコミュニティしかなかったらそこから手放されたとき、どうしたら良いか分からなくなってしまうというか。そういう意味で、不安定になるんですかね?

SESSIONどこでも通用するスキルを身につけることの重要性

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そう。やはりそこの組織の中で。例えば、人付き合いがうまくいきませんでした。

誰かとどうしても衝突してしまったり、そこで心が壊れちゃう方もいらっしゃいますし。

100%その会社に尽くして一生懸命やってきたんだけど。じゃあその会社に、あなたはいらないよとある日言われたときに、そこから飛び出したときにどんな武器を持っていますかというと、何もなかったりするんですよね。

というのは例えば、その会社の中でしか役立たないような知識を一生懸命。その慣習だったり、その中のル―ルを、一生懸命やっても。それって、外に出て、役立たないことのほうが多かったりもする。

なので、やはり、自分としてできることというのが、もちろん会社に属している以上、会社にとって有用な人材であることは、もちろん重要なんですけれども。

自分が出たときのことも考えて生きていかないと、ちょっと、あとがつらいかな。リスクがあるなというのは感じましたね。

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なるほど。最近は、パラレルワークとか、副業解禁と言われてきたりしているので。

そういう副業ができる会社であれば副業をして複数の居場所を持ったりとか、会社勤めをしながら他で勉強して違うコミュニティを持ったりとか、そういうふうに様々なコミュニティを作っていくことは大切なんでしょうね。

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そうなんです。例えば副業は、収入に繋がらなくても良いんですね。

私がすごく思うのは、やはり、利害関係がない状況で、属しているコミュニティというのが、一番大事だと思っていて。

SESSION少しずつ、いろんな居場所に属することで心が保てる

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私が一番言いたいのは、自立しなくちゃ、依存しちゃいけない、という話じゃないんです。

依存しないということは、多くに依存すること。自立イコールたくさんの依存だと思っているんですね。

というのは、人は1人じゃ生きていけない。誰かにいろんなところで助けてもらわなければいけなくて。そのためには、ちょっとずつ、いろんなところに依存しておくことで、自分を保てるってあるんですよ。

例えば、ボランティアワーク。今だったら、私、会計士として、税理士として、いろんな小学校とか、学校で、ボランティアとして授業をしたりするんですけど。そういうものをやってみたり。

面白そうだなと思うもの、利害関係がないんだけど、やってみたいことというのをやることで、それが何かに繋がったり。

もちろん、副収入に繋がったりというのもあるので。まずは、好奇心とアンテナと想像力を働かせていただきたいなと思いますね。

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なるほど。ありがとうございます。最後に未来のお話を伺いたいんですが。これから、どのようなことを成し遂げたいのでしょうか。

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私自身がそうだったように、不安とか、いろんなこうあるべきというものに捉われていて、不安に苛まれていたり、身動きが取れなくなっている人っていらっしゃると思うんですね。

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そういう人たちが、一歩踏み出せるような、助けになれるような、仕事を。仕事としてもそうですし、ライフワークとしてやっていきたい。

もちろん、会計士としては会計士としてやっていく。その上で、そういった活動をしていきたいなと思っています。

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なるほど。そういう活動をする中で、これからどういった学びが必要だと思われますか?

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やはり私は、伝える力というのが、すごく大事だし。私に、まだまだ足りないものだなと思っているので。伝える力、伝えるツールもそうですし。伝えるということをやっていきたいなと思います。

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なるほど。私は、今のお話で、とっても伝わりました。ありがとうございました。

ここまでは、先生の過去と未来について伺いました。冒頭で、考える力、動いてみる力、多数の場所を持つ力ということで、ご意見を頂きたいということで、ご案内をしたんですけれども。

早速、たくさんのコメントを皆さんからいただいているので、ご紹介していきます。

SESSION考えながら動くことで、見える景色が変わってくる

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ここ1年、動くことで、いろいろ新しい世界が開けました。と同時に、多数の居場所を持つこともできました。考えることも多いです。この三つは大事だと思います。

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嬉しい。動くことで新しく見えてくることって、すごく多いんですよね。考えることって、すごく大事なんですけれども。

考えると同時に動いてみることで、景色が変わってくるんですよね。それは、すごく分かります。実際、動くことで気づくことの大切さというのは、動いてみないと分からないので。

何より居場所を作る、居場所ができたというのは、素晴らしいと思います。良いですね。

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考えると同時に動くと景色が変わるんですね。

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変わると思います。

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schooもコミュニティだと思います。

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その通りですね。ここも居場所の一つだと思います。本当にその通りだと思います。

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多数の居場所を持つというのは、社会人として、会社と家の往復だけで追い詰められないために必要だと、最近、ひしひしと感じています。視野も広がります。

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社会人として、会社と家との往復というのは、やはり、自分の中でセーフティーネットがない状況なんですよね。

そこでうまくいかなかったときに他がない、という。自分で自分を追い詰めてしまう状況だと思うので。

ぜひ、他にも居場所を作ったり、自分のできることを再確認していただきたいなと思いますね。ありがとうございます。

SESSION自分の居場所の見つけ方

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たくさんの居場所は意識的に作られたのでしょうか。動いているうちに増えて言った形なんでしょうか。

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それは、両方です。やはり、自分の中で、いくつも居場所を作らなきゃと思ったところはあったんですね。その中で自分で意識的に、これもやってみよう、これもやってみようと思った部分もあります。

それから、やはり、先ほどもちょっとお話ししたんですけれども。自分がこんなことをやっているというのを人に知ってもらうことで、人が自分を動かしてくれるところってあるんですよね。それに乗るというのも大切だと、私は思っていて。

例えば、自分が人前で話すということも、私は、元々、あまり考えてこなかったんですけれども。

今、こういうお仕事をさせてもらっているのもやはり、皆さんに動かされてこういうところにいたりするんですね。

だから自分で、何か1個、居場所を一つ一つ作っていったというよりも。皆に、流れに乗ったり、皆さんにお話をする間に増えていったという部分も、やはり大きいです。

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流れに乗ったり、動いているうちに?

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そうですね。自分で見つけることも大切だし、皆が提供してくれるものに乗るというのも一つ、というところですかね。

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自分から見つけていったときは、どのように見つけていかれたんですか?

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やはり最初の会計事務所を作るときも、いろんな人と会うためにいろんな人の、コミュニティだったりもするんですけれども。

例えば、ボランティアワークとか、会計業界の中の事業をする広報だったり。いろんな組織のいろんなコミュニティ、税理士会、公認会計士業界とか。私、古紙回収の古新聞の仕事もしているんですけど、そういったところの集まりもそうだし。

いろんなところに意識的に行って。その中で得られるもの。その中でまた、コミュニティがあったりするんですよね。だから、その先のコミュニティに行くような、コミュニティ巡りをしていたことがありますね。

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どんどん広がっていきそうですよね。

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そうなんです。本当に、ごまんとコミュニティはありますので。自分が嫌だったら、合わなかったら、出れば良いので。あまり恐れずに、ぜひ、いろんなところに顔を出してみてほしいなと思います。

SESSION迷惑をかけない生き方なんてない

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本当は他人の期待を裏切りたいんですが、会社の場合だと、期待に沿うことを考えてしまいます。

森井さんは、他人に迷惑をかけてしまったこともありますでしょうか。あれば、お話をお聞かせください。

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もう、裏切ってばかりで、迷惑をかけてばかりですよね。本当に。そもそも、最初に自分で期待を裏切ったというのが、家族を離脱したことですし。

その面で言えば、例えば、母がそのまま自立できたかと言えば、そうではなかったし。ということは、周りの方に迷惑をかけましたし。

私、シングルマザーで子どもを産んでいることも、もちろん、周りの期待には沿っていない。

そして、シングルマザーになってから、会計士を目指したんですけれども。本当だったら、仕事をしてろよ、と。

24時間仕事をして、子どもを育てていったほうが良いというのが、たぶん、社会の期待だと思うんですよね。

母はこうあるべき、というのがあるじゃないですか。母親が自分のためであったり、将来のために会計士になるというのは、なれることが分かっているんだったら良いけれども。

そのチャレンジというのは、決して、皆がおすすめするやり方ではまず、ないですよね。

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たしかに、100人が100人おすすめするわけではなくて。賛否両論分かれるというか。

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もっと確実なことをやりなさいよという声は、実際、私の周りでもあったし。そういった意味では、すごい期待を裏切って迷惑をかけて、自分で選んだことだと思います。

本当に迷惑をかけてばかりですので。ただ、自分で選んだことなので。迷惑をかけてしまっていることを…。発想の転換として、迷惑をかけないという生き方はできないと思うんですよね。

人は1人では生きていけないので。特に会社なんかにいる場合にはもう、自分がある意味100%、そこに尽くしている状況だから。

どうしても、影響が大きくなりがち。動きがすごく難しくなりがちなんですけれども。

生きていれば大なり小なり、必ず迷惑をかけるんですよね。ですので、それは、自分で選んだことであれば迷惑をかけたとしても、それは次に繋がっていると思うので。

良いんですよ、迷惑をかけたって。迷惑をかけて当たり前なんだから。そう思っています。

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自分の選択をするのに、周りに迷惑をかけたという意識がある方とない方っていると思って。迷惑をかけたという意識があるからこそ、突き進み続けられるというか。やり遂げてこられたんだなって感じました。

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それは、すごくあります。やはり、特に、会計士になるときも、自分でコストをかけてしまって。やはり、マイナスからのスタートじゃないですか。

自分を追い込んだことによって、そんな、やーめた!とは言えなくなるわけですよ。人に迷惑をかけたから。人に迷惑をかけているぶんやはり、最後までやらなければ、という意識に変わるので。

自分を追い込むというのはある意味、大切だなと思っています。それがやはり、人と接している以上、人に迷惑をかけることであり、それが自分を追い込むことであり、という形で。

良い相乗効果にもなり得ると思います。

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そうですね。ありがとうございます。

SESSION自分の人生を生きよう

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周りの方からの期待に背を向けるのは、大変なエネルギーだと思います。その最大の力になったのは、何なんでしょうか。

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一番は、自分が限界だったというのは、もちろん、あるんですね。大黒柱で、ずっと生きていったとして。

時給いくらで、何時間働いて、それをいつまで続けるんだろうという中で、自分の限界がきた、というのが一つ、大きいんですけれども。

実際に、自分の人生を生きてみようと思ったのが一番のエネルギー、力でしたね。

生まれてきた以上、1回くらい自分の好きなように生きても良いんじゃないかなという考えというか。開き直りにも近いんですけれども。

一度、自分の好きなことをやってみようという、人生論じゃないけれども。

1回くらいやってみても良いんじゃないかなという、自分への許しですかね。それが、一番、大きな力になったかなと思います。

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自分への許し。そこもインタビューの中でお話いただいた、裏切ることも大切ということに繋がっていくんでしょうね。

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そうなんです。

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なるほど。ありがとうございます。本日、お越しいただきましたのは、公認会計士/税理士/FP/米国ワシントン州公認会計士の森井じゅん先生でした。ありがとうございました。

2457

ありがとうございました。

2019年03月18日 公開

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