いつでも、学び続ける人のためのメディア

18

Dec.

2018年11月19日 公開

何を学べば佐々木大輔さんのようになれるのか(freee株式会社 代表取締役)

「スモールビジネスを、世界の主役に。」——何を学べば、freee佐々木大輔さんのようになれるのか?

学びのエッセンス

  • 仕事で大切なことは、Googleから教わった
  • 大きなストーリーをつくれない人には、お金も人もついてこない
  • 仕事に重要なこと。それは、どれだけ「のめり込めるか」
毎週水曜22時から生放送している「何を学べば○○さんのようになれるのか(通称なにまな)」。学び続けることで自分らしい生き方を切り開く20人に、 スクーアナウンサー中田有香と受講生が直接問う30分の授業です。

今回は、クラウド会計ソフトfreee等を提供するfreee株式会社代表取締役CEOの佐々木大輔さんの授業で語られた人生の転機や挫折から得た学び、これから目指す先についてご紹介します。

佐々木 大輔 先生

freee株式会社 代表取締役

中田 有香

受講生代表

学びノート

SESSION仕事で大切なことは、Googleから教わった

27

早速ですが、今年の7月に出版された『「3か月」の使い方で人生は変わる』韓国版と台湾版を出版されるということで。おめでとうございます。

1744

ありがとうございます。

27

さて、freee株式会社(以下:freee)ですが、提供する「クラウド会計freee」はサービス提供開始から、およそ5年で、利用事業所数が100万を突破し、シェアナンバーワン。

その他にも「人事労務freee」などバックオフィス業務を効率化する商品を提供していらっしゃいます。今日は、freee創業以前のお話。Googleジャパンに勤めていた頃、そして学生時代も含めて、過去のお話、未来についても伺っていきたいと思います。よろしくお願い致します。

1744

よろしくお願いします。

27

では、まずは過去について伺っていきたいのですけれども。佐々木さんの中で、人生の転機にあたった時期はいつ頃でしょうか。

1744

転機というのは、Googleで中小企業向けのマーケティングをやり始めたときですかね。中小企業向けのマーケティングを担当しました。

要は、Googleのインターネット広告を中小企業に広めていくという仕事なんですけど、当時、Googleのインターネット広告は中小企業でも出稿できることが全く知られていない頃で、大企業のみが出稿できる広告だと思われていました。

それを広めていくと小さなビジネス、中小企業にとってもいろんな選択肢が広がるし、それによって、実際に世界でいろいろ変わっていくという姿を見ることができました。

1744

20代の頃でしたが、Googleですでに4社目を経験。けっこう、細かく転職しました。仕事を変える理由みたいなのも、自分が成長できていないなというのもあるし、他の分野に挑戦してみたいなという思いなど色々ありました。

Google時代に初めて思ったのは、仕事の意義みたいなもの。

今、自分がやっている仕事が、世の中にとって意味があるなというようなことを初めて体験することができました。それが、やっぱりすごく面白くて。起業するということに繋がっていくわけなんですけど。自分の仕事の意義みたいなものに出会えたのは、すごく良い転機だったと思います。

27

マーケティングの仕事が、日本では初の仕事で。そのあと、アジア地域、パシフィック地域に広がっていったんですよね?

1744

はい、そうですね。

SESSION保守的な日本人、前のめりな外国人

27

そういった中で、どういうことを学ばれていったんですか?

1744

まず、例えば、アジア全体の仕事をしていたので、様々な国のオフィスに行きました。

1744

やっぱり、日本人というのはGoogleみたいな会社だと保守的なんですよね。新機能の発表をすると、それってこういうリスクがあるんじゃないのかとか、こういうお客さんにどう説明するんだとか、そういう話ばかり出てきて。

日本以外の大抵のアジアのオフィス、オーストラリアとかに行っても、こういうことをやりますと言うと、皆がいいね、いいね!と盛り上がってくれる。だから、新しいことに対する前向き感とかって、けっこう違うと思います。やっぱり、基本的に、何か新しいことをやろうとしたときに、日本だと比較的反発が大きいんですよね。

27

企業の規模に関わらず?

1744

関わらずだと思います。だから、そういったバイアスって、日本人は持っているんだなというのを理解できたのは、すごく大きかったです。例えば、僕がクラウド会計ソフトのビジネスをはじめたときも。

皆に、30年間変わっていない会計ソフト業界は変えられない、と言われたんですけど。30年間変わっていないことって、別に、変わっていない理由にならないじゃないですか。

27

そうですね。

SESSION大きなストーリーをつくれない人には、お金も人もついてこない

1744

そうなんだけど、そういうふうに考えてしまいがち。でも、それって、ビジネスにとってみたらチャンスでもあって。

変わらないから変えられないよと誰かが言っているんだとしたら、それ自体が参入障壁になっているから。もし、やってみるとチャンスがあるかもしれないと考えられますよね。そういうふうに考えてみるのが良いんじゃないかというようなことを思ったりだとか。

1744

あとは、Google時代のマーケティング予算確保の時。大きなストーリーをつくれない人には、人もお金もついてこないんだなというのは、すごく学んで。

27

大きなストーリー?

1744

うん、そうですね。やっぱり、自分がこういうことをやりたいと言っても、うまくいくか、いかないか、あまり自信もないので。ついつい、保守的な計画でやりますとか、ちょっとこういうことを試してみますとか、なっちゃうんだけれども。

1744

やっぱり、すごく壮大なストーリーというか。これをやっていけば将来こんなに大きくなるかもしれない!みたいな。夢のあるストーリーを作れる人に、お金とか人も集まるんです。

だから、ちゃんと大きなビジネスプランとか大きなストーリーとかを作らなきゃいけないんだな、と。

これって、ベンチャー企業としてお金を集めるというのも、すごく近いところがあるし。

別に、そういう起業家的なことは、起業をしないと分からないということでもなくて。しっかり、大きな会社の中にも落ちているなということは、当時、思いましたけどね。

27

起業するときに関わらず、会社で自分の業務をするときも、何か新しいことをしたいというときも、その意義をしっかりと持つということが大切なんですね。

1744

そうですね。

27

佐々木さんから見られて、そういうしっかりとした意義を持って働いている方は少ないなという印象だったんですか?

SESSION仕事に重要なこと。それは、どれだけ「のめり込めるか」

1744

そうですね。たぶん、単に目の前のことが楽しい、自分が今いる産業とか業種が好きという人は、そこそこいると思うんですよね。僕なんか、広告業界に最初に就職したので。広告業界とか、やっぱり、広告が好きという人が多いですよね。なんだけれども、この広告があることによって本当に世の中が良くなっていると、そういう感じではないんですよ。

Googleもそういう意味で、広告業界なんだけれども。ただ、それによって世の中が変わっているし、それを皆、知らないから、広めていったことによって、何かいろんな人の人生が変わっているぞとか、そういうような意義を持てると。

1744

やっぱり、仕事って、どれだけ打ち込めるか、のめりこめるか、楽しいからもっと頑張ろうとか、そういうのめりこみ方が重要な気がしていて。たぶん、そういうのって、ちょっと人間関係がうまくいかなかったり、ちょっと自分が成長の踊り場になったりしたときに、すぐに冷めちゃうものだと思うんですよね。

でも、そこに、仕事の意義に共感みたいなものがあると、ちょっと今は大変だけど頑張ろうとか、そういうふうに思える。だから、そういう意味で、意義はこうなんだというところを信じて仕事をしていると、すごく強いし。

僕自身も、日本でその仕事をやって、それに成果も出て、アジア、パシフィック地域全体をできるようになったのも、やっぱりそののめりこみ方ができたというのは、すごく良かったなと思いますけどね。

27

意義だけではなくて、自分の仕事が世の中にどう影響しているか、人をどう幸せにしているかというところまで考えて。それをしっかりと自分の中で仕事をする意義として持っているということが大切なんですね。

SESSION中小企業が、もっとテクノロジーを使えるようになったらいいのに

27

その経験が、今のfreee株式会社創業のきっかけとなったということなんですけれども。どういうきっかけで創業に至ったんですか?

1744

中小企業というところに、やっぱり関連していて。

中小企業の人たちのテクノロジーの活用をもっと進めていきたいと思う中で。やっぱり、インターネット広告だけをやっていると、それは進んでいかない。というのは、インターネット広告が、すごく効く業種が限られているので。それだけやっていても、広まっていかないし。

じゃあ、どんなことをやっていったら、中小企業の人たちが、もっとテクノロジーの活用を進めていけるのか。それって、もっと経営の根幹にあることとか、皆が日々絶対にやらないといけないこととか。そういうことが、テクノロジーでやり方が変わるということが、バンバン起きていかないと、変わらないんじゃないかなというようなことを考えたんですよね。

1744

じゃあ、そういうことって何なんだろうというのをいろいろ思っていたときに。Googleで働く前に、僕はスタートアップでCFOをやっていたときがあって。そのときに、経理の仕事とか、自分のチームで見ていて。経理の仕事って、すごく、入力の仕事とか、確認の仕事とか、いっぱいあって。入力とか、確認とかだけで、一日中過ぎていっちゃう。

その現場を目の当たりにして、これを何とかしたいなと思ったことがあったんです。それをふと思い出して。それを何とかしたいと思って、何とかならない理由は、会計ソフトの限界といったところにあるとも知っていたので。それをふと思い出して。これはもしかすると面白いかもしれないと思ったんですね。

SESSION会計ソフトを、ネット上のプラットフォームにしたい

1744

経理というのは、どんなビジネスでもやらなきゃいけないし。なおかつ、保守的な部分でもあると思うんですよね。でも、ここが至って誰でも簡単にできるとか、皆がスマホでやっているとか、そんな時代になってくると。

中小企業向けって、けっこう、新しいソフトウェアを作っても、使いこなしてもらえないとか、いろんな問題があるんですけど。

むしろ中小企業の人たちが、なんでこんなものが簡単にできないんだよと、ブーブー言い始める。そういうような世の中にシフトしていく。そんな転換というのを作れるんじゃないかなと思って。

1744

これはすごく自分の本当にやりたいことやテーマに合っているし。さらに、それまでの単なる会計ソフトを超えたインターネット上のプラットフォームまでに進化できるんじゃないかと思って。

そうすると、すごくワクワクして、居ても立っても居られず、自分で作り始めたというのが、創業をした経緯ですね。

27

Googleを辞めて、新しく創業するって、かなり勇気のいることですよね。でも、やっぱり、自分のやりたいこと、意義のところを元に、突き進んでいったような感じなんでしょうか。

1744

うん、そうですね。意義もそうだし。もう一つ、皆に、上手くいかないよ、30年間変わっていないから上手くいかないよと言われたのも。

むしろ、そういうふうに皆が言うこと自体が、誰も、新しい挑戦をこの業界でしていない理由なのかもしれないと。そういう流れは変わったほうが良いと思うし。そのあたりは、あまのじゃくに思った部分はありますけど。

27

そうなんですね。起業も、創業もそうですけれども、何事も自分の中でしっかりと意義を持って、自分が成長できているか、ワクワクするかというところに重点を置いて過ごされていたんですね。

1744

そうですね。成長できているかは重要でしたけど。たぶん、それ以上に、意義みたいなところが、骨みたいな感じで存在していないと。

成長って、日々実感できるものじゃなくて。1年とか、つらいことがあったけど、気づいたらいろいろできるようになっていたぞ、ということもあるじゃないですか。そういうのに負けなくなるんじゃないかなと思うんですけど。

27

そうですよね。すぐ目に見えないので、なかなか。急成長するとき以外は、なかなか自分で見えないと、継続するのって難しいですよね。

1744

そう。急成長しているタイミングもあると思うので、そういうときは楽しいんですけど。そうじゃないときは、やっぱりつらくなっちゃう。

27

しっかりと自分の意義を持って、ということですね。ここまで、転機を伺ってきたのですが。学生時代に、実は人生の挫折と、それを乗り越えたエピソードがあると伺ったのですが、いつ頃でしょうか。

SESSION自分の勝てる場所はどこか。自分の個性を見出せなかった中学時代

1744

中学に入学したときですね。

27

どのような挫折があったんですか?

1744

僕は私立の中学に入ったんですけど。入ってみると、自分よりも頭も良ければ、スポーツもできるし、なぜか皆、ピアノとかできるんですよね。喧嘩しても勝てないし。こんなに優秀な人たちが世の中にいるし。優秀なだけじゃなくて。例えば、小学校のときだと、勉強とスポーツって、反比例しそうじゃないですか。

27

はい。

1744

そうじゃないんだなと。

27

勉強もスポーツもできて、喧嘩も強い子がいたんだ、と。

1744

そう。そういう人たちがいるんだと思って。その中で、自分の個性は何なんだろうとか、自分は何をやっていけば今後…。個性を発揮できるとまでは言い過ぎなんですけど。何をやっていれば自分らしい、みたいな。

単に、相対的にどれもできない人、みたいな感じに感じたんですよね。だから、どういうところで自分は勝負すべきなのか、何に生きる意味を見出せば良いのかみたいなことをすごく考えて、悩みましたよね。

27

誰しもが経験することなんじゃないかなと思います。

1744

皆、経験するんですかね?

27

ありますよね。例えば、高校で、成績がトップだったとしても、大学に入ったら、皆が頭が良くて、皆できる…、となったりとか。会社に入ってからも、皆が仕事ができるように見えたりとか、あるんじゃないかなと思うんですけれども。どうやって乗り越えられたんですか?

1744

結局。例えば、何だろうな…。すごい、いろんな本を読んだりとか。けっこう、生きる意味みたいなことをテーマにした本とか、読んだんですよね。哲学の本とか。

27

生きる意味。

1744

そんなものまったく役に立たなくて(笑)

27

そうなんですか。

SESSION高校に行って、世界が広がった

1744

たぶん、考えれば考えるほどだめなんでしょうね、そういうときって。だから、本を読むというところでは抜け出せず。結局、そのあと、高校に、そのまま進学をして。割と、そのあとに、学校の中の友達だけじゃなくて、もっと他の学校とかの友達とも付き合うようになって。

それまでは、同じ学校の、同じ同級生の中だけでの比較で。自分って何の特徴もないと思っていたんですけど。もっと、いろんな付き合いが増えていくことによって、それまで、そのコミュニティの中で比較の軸とかになっていない軸が出始めて。

1744

そうすると、そういうことは自分は得意かもなとか、でも自分の学校の中ではこういうことが比較的好きなのかもとか、そういうようなことを思い始めて。

だから、さっき言った、勉強でも、スポーツでも、ピアノでも、喧嘩でもないような軸。自分らしさみたいなものを発揮したりとか、自分が得意だと思えるようなことを発見する機会みたいなものが出来たのかなと思いますけどね。

27

自分には何もできないと思っていたところから、自分のできることを見つけるというのは、周りとの関わりというか。もっと広い世界を見て、いろいろな人を見て、知って、というところなんですね。

1744

そうですね。

27

その中で、高校時代に、鞄を売っていたと伺ったのですが。どういった内容なんでしょうか。

SESSIONなければつくる。鞄をつくって売ってみた結果

1744

これは、当時、私立の高校だと、自分の学校のロゴの入った鞄を持っているのが、すごくおしゃれで、流行った時代なんですよね。

そのときに、たまたま僕の学校には、鞄がなかったので。当時、おかしなことに、そうすると皆はどうするかというと、他の学校の鞄を使うんですよね。

それって、何か、すごくプライドがなくてかっこ悪いなと思ったし。ただ、皆、それって潜在的には、自分の学校のやつがないからしょうがなく使っているというところもあるので。

これは、別に、鞄くらい誰かが…。普通に、部活とかで、自分のチームのジャージとか作ったりするじゃないですか。だから、そういう感じで簡単に作れるだろうから、自分で作っちゃえば良いんじゃないかなと思って。

1744

当時は、学校に公衆電話があるんですけど。その下にタウンページがあって。タウンページで、「鞄 製造」というカテゴリーの中から、片っ端から全部、電話をして。

「こういうものを作りたいんですけど、いくらですか?」と言って、聞いて。最初に100個くらい発注したのかな。

それで、売り始めたんですよね。それ自体は、面白い挑戦でもあったし、皆がそれを使うようになって、雰囲気が変わっていくのもすごく楽しかったし。

最終的には、そのまま学校が興味を持って、正式版を出したんですよ。

27

そうなんですね!すごい!

1744

そういう意味では、一つ、歴史に残るきっかけみたいなものが作れたなというのは、振り返ると良い思い出ですけどね。

SESSION自分がつくったもので、何かが変わるのは面白い

27

でも、その頃から。例えば、今は、会計ソフトは30年変わってないから自分で作ろうと創業されたと思うんですけれども。そのときも、自分の学校の鞄がないことを残念だと思うのではなくて、ないから自分で作ろうと思われたということで。その乗り越えたエピソードも、今に繋がるところがあるというか、生かされている部分があるのでしょうか。

1744

そうですね。ないなら作ろうとか。もう一つ、そのときの良いイメージを持っていたのは、何かが変わること。

例えば、鞄ができたというだけで、皆、その鞄を持つ。それによって、たぶん、もうちょっと自分の学校にプライドが持てるようになるとか、そういう変化みたいなものを感じることができる。それはすごく面白いことだし。そういうことを楽しいと思うんだなみたいなことが分かるとか。

1744

あとは、先ほどのように、勉強でも、スポーツでも、音楽でもない何か。鞄を作るって、ぜんぜん違う軸じゃないですか。だから、そういった世の中のさまざまな誰も気づいていない課題とかがある。誰も気づいていない、やると良い軸みたいなものは、けっこういっぱいあるんじゃないかなということに気づけたのは大きかったなと思います。

SESSION交友関係を広げることで、自分の長所が見つかる

27

今、会社に勤めていて、周りの社員や同僚がどんどん出世したりとか、皆ができる人で自分はだめだと思ってしまう方も多くいらっしゃるかもしれないですけれども。そういう方も、他の人ができなくて、自分にできる軸を探すという部分が重要なのでしょうかね?

1744

そうですね。それもそうだし。あと、もうちょっと交友範囲を広めてみるとか。そういうのですかね。そうすると、自分は今いるコミュニティとか、会社とかの中では、ぜんぜん何もできないかもしれないけれども。

意外とこういうことは好きとか、得意なのかもとか。それって、自分のいるコミュニティの中で、よく語ったり、皆で競争している何か軸があると思うんですね。

でも、それとは違う自分の良いところとか、そういうのって、たぶん、そういう人たちだけじゃない人とも付き合うことによって浮かび上がってくるから。

ちょっと交友関係を広めてみるとか。そういうことによって、自分の、もっと勝負したいところとか、勝負すると良い場所とか、そういうのが浮かび上がってくるんじゃないかなと思うんですけど。

27

ありがとうございます。ここまで過去について伺ってきまして。最後に、これからのこと、未来について伺っていきたいのですけれども。今後、このようなことを成し遂げたいということがあれば教えてください。

SESSIONスモールビジネスを、世界の主役に。

1744

僕たちの会社のミッションとして、「スモールビジネスを、世界の主役に。」を新しくを立てたんですけど。

僕が、さっき説明したみたいにすごく、スモールビジネスがテクノロジーをもって、より強くなるということに、すごくロマンを感じていて。なかなか大企業には勝てないよねとか、思われているじゃないですか。

27

つい、思ってしまいますね。

1744

つい、思っちゃいますよね。でも、そうじゃなくて。

スモールビジネスは実は、常にこわい存在だし。そういう場所で働いているほうがかっこいいし。すごく強く効率の良いビジネスができているよね、と。

こういう世の中って、小さなビジネスのほうが、新しいテクノロジーを活用したり。あるいは、その活動に制限があまりかからないので。実は、作れると思うんですよね、テクノロジーによっては。

そういうことが起これば、もっと世の中から新しいイノベーションとか、あるいはより個性的な生き方とかね。さっき言ったような、軸が増えるというか。そういうことが起こっていって。より面白い世の中だと思うし。それに限りなく近づけていく自分たちの事業というのを実現していきたいなと思っていますけどね。

27

スモールビジネスを世界の主役に、と書かれていらっしゃいますけれども。それを成し遂げるために、今後、どのようなことを学んだり、身につけていきたいと思われているんですか?

SESSION鈍感力を身に付けたい

1744

それをやっていくためには、どんどん、組織とかっていうのも大きくなっていくし。その大きな組織とかっていうのを引っ張ってくるみたいなことを考えると。けっこう、やっぱり、鈍感力みたいなものは重要ですよね。最近、思いますよね。

27

鈍感力というのは?

1744

空気を読めないことを平気で言うとか(笑)

細かいことを気にしないというのもそうだと思うし。その両方ですかね。良い塩梅でそれができるようになると。たぶん、組織とかが成長していくにあたって、求められるとか、一番良い感じの鈍感力みたいなものは、ポイントがある気がしていて。

だから、この状態だとベストというのはないんですけど。その感覚を常に持っているのが重要なのかなと思いますけどね。

27

ちょうど良いバランスが大切なんですね。

1744

そうですね。そのときに合った鈍感力というのを持つのが大事なんじゃないかな。

27

ありがとうございます。今後、スモールビジネスが変えていく未来を、私も楽しみにしています。ありがとうございました。

1744

ありがとうございました。

27

ここまでは先生の過去、そして未来について伺ってきましたが。このあとは、皆さんの質問にお答えいただきます。皆さんも先生への質問がございましたら、質問タブを使って、質問をお寄せください。たくさんのコメントをお待ちしています。早速、コメントでfreeeを使っていますというコメントも来ていますよ。

1744

嬉しいです。

27

学んだ投稿もたくさんいただきましたね。

4

敵を作らない鈍感力ですね。

1

自分の行動によって身の回りが変わる体験をしたことによって、事業によって世の中を変えるチャレンジをしようと思うことに繋がっている。

2

今のコミュニティでは発揮されることがなかったとしても、交友範囲を広げてみると、次のコミュニティでは新しい価値が見つけられたりする。

SESSIONレガシーな業界に新風を吹かすには

4

特に保守的な方々たちへサービスを提供する際のアプローチの仕方があれば教えてください。

1744

これは、やっぱり、最初に全員をターゲットにしないことだと思うんですよね。特に、保守的な方々の中にも、たぶん、イノベーティブな人たちと、そうじゃない人たちがいて。

1744

やっぱり、順々にイノベーティブな人たちから味方にしていくというのは、すごく重要だと思いますね。

結局、世論というか、世の中の雰囲気。こういうサービスが良いとか、あるいはこういうふうに世の中の考え方を変えていかなきゃいけないと言っても、いきなり、全員は変わっていかないので。やっぱり、一つ、コアなファンができて。

これからこの業界はこうなっていくべきなんだとか、そういうことをどんどん発信するようになってからこそ、その次にイノベーティブな人たちが、たしかにと、共感して、変わり始めるので。

1744

このときに、自分たちが、今、変えられ得るパワーみたいなものがある気がしていて。それより先の、よりイノベーティブではない、保守的な人たちのところを無理やり変えにいこうとしても変えられないんですよ。

だから、ちゃんと着実に、自分たちの変えられる、そのときに変えられる力を持っている人たちというのを、順々に変えるということが、すごく重要だと思います。その順番は、すごく重要だと思います。

27

どういう順番でアプローチをしていくか。まずは、頑なな方だけではなくて、変わっていないけれど、変えようとしている気持ちがある方。そういう方にアプローチしていって。そこから伝染させていくような。

1744

そうです。変わらない人を絶対に無理に変えてはいけない。今は、自分にその力がないと思ったほうが良いですね。

27

そうですね。変わりたいけど変われていないという方をどう見つけるか、どう察知するか、というところも重要ですね。

SESSION自分のアイデアを信じる勇気が、freeeをつくった

2

freeeを立ち上げられてから、事業が軌道にのるまで、どれくらいの時間がかかりましたか?また、一番苦労したことは何でしょうか。

1744

一番苦労したのは、結果を出すまでですね。よくリーンスタートアップとかにあるみたいに、まず、ちょっと使ってもらえる人を探して、改善しながら作るという話があるんですけど。

僕たちの場合は、そういう人を見つけてやってもらおうとしたけど、皆、いらないと言われたので。本当にニーズがないんじゃないかな、という形だったし。だから、ほとんど、使いたいという人がいなかったんですね。

1744

だけど、それでも人の意見とかを聞かずに、開発をしてしまって。世の中、インターネット上に晒してしまおうと思ったんですよね。それをやった結果、インターネット上に完成品を出すと、すごくそれがソーシャルメディアで広まって。

そこは、ある意味、パッと軌道に乗ったんじゃないかなと思った。

だから、どっちかというと、一生懸命フィードバックを聞きながらやっていたら、もしかするとピボットしちゃったというか、違うことをやっちゃった可能性があって。

そうじゃなくて、自分の思うところをやり切ったというのが、たぶん良かったのかなと思いますけどね。大変でしたけどね。それでモチベーションを保ちながらやり続けるのは。

27

そうですよね。周りに使いたいという方がいなくて、モチベーションを保つというのは、大変だったと思うのですけれども。世の中に出したら、それはすぐに軌道に乗ったということなんですね。

1744

そうですね。

27

皆さん、たくさんのご質問をありがとうございました。質問の時間は以上とさせていただきます。本日お越しいただきましたのは、freee株式会社代表取締役、佐々木大輔先生でした。ありがとうございました。

1744

ありがとうございました。

27

皆さんもこの放送でお伺いした学ぶべきこと、身につけるべき能力については、ぜひ、ビジログで学び始めてみてください。

2018年11月19日 公開

本日の生放送

ペンシルからのプッシュ通知を設定しておくと、新着記事のお知らせなどをブラウザ上で受信できて便利です。

通知を受信しますか?