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Aug.

2018年12月26日 公開

何を学べば谷本有香さんのようになれるのか(Forbes JAPAN 副編集長)

「逆境を打破するのは“結果と使命感”」——何を学べば、Forbes JAPAN副編集長 谷本有香さんのようになれるのか?

「逆境を打破するのは“結果と使命感”」——何を学べば、Forbes JAPAN副編集長 谷本有香さんのようになれるのか?

毎週水曜22時から生放送している「何を学べば○○さんのようになれるのか(通称なにまな)」。学び続けることで自分らしい生き方を切り開く20人に、 スクーアナウンサー中田有香と受講生が直接問う30分の授業です。

今回は、世界的経済誌「Forbes JAPAN」副編集長で、今年9月に「世界のトップリーダーに学ぶ 一流の『偏愛』力」を上梓された谷本有香先生の授業で語られた人生の転機や挫折から得た学びについてご紹介します。

谷本 有香 先生

Forbes JAPAN 副編集長

中田 有香

受講生代表

学びノート

SESSION「潰れるはずがない」山一證券の倒産。大企業神話が崩れた瞬間

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本日の先生はForbes JAPAN副編集長の谷本有香先生です。よろしくお願い致します。インタビューのプロにインタビューをするということで、とても緊張しているのですが。よろしくお願い致します。

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いえいえ、よろしくお願い致します。楽しみにしていました。

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谷本さんは新卒で山一證券に入社されて、そこが倒産してしまった。それ以来、フリーランスでずっと活動されています。

コネもないフリーランスという状態から、本当に世界的なVIPの方、大企業の経営者など、3,000人以上のトップリーダーの方にインタビューするまでになったという本当にすごいキャリアをお持ちです。

それを築くには、様々な苦悩や乗り越える壁がいろいろあったと思いますので。今日は、谷本さんの過去、そして未来のことを伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。

では、まず、人生の転機から伺っていきます。谷本さんの人生の転機、それは新卒で入社した会社についてなんですね。そこについて伺います。

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今年は平成最後の年じゃないですか。そういった意味において、今、平成を振り返るいろんな番組があったりしていて、実はたくさんお声がけを頂いています。

山一證券が自主廃業ということになったというのは、大きな一つの転換点だったと思うんですよね。いわゆる、経済の右肩上がりの成長だとか、大企業なら絶対安全だという神話であるとか、日本の終身雇用システムというものが完全ではないということを、大きく知らしめた一つのきっかけになったと思うんですよね。

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私自身も、そして、経営の中枢にいた人間でさえ、まさか山一のような大企業が倒産するとは思っていなかったんですよね。だから、青天の霹靂でした。

だからこそ、山一證券の倒産という出来事から、たくさん学ばせていただいたというふうに思うんです。

何よりも、例えば、諸行無常と言われるように、この世に「絶対」というものはないんだな、と気付かされたんです。ですので、マインドが大きく変わりました。

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たしかに、大企業に就職したら、もう一生安泰だって思ってしまいますよね。

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思いますよね。

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ちょうど谷本さんが入社した時期というのが、超就職氷河期のときで。

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はい。

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それで、大企業にやっと就職できたのに、まさかの倒産。

SESSION倒産する直前まで、その気配は微塵もなかった

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そうなんですよね。もちろん、あの企業が不祥事とか、不正なことをやってしまった。それによって、自主廃業という道を選ばざるを得なかったというのは、当然のことだと思うのですけれど。

当時、私自身は、証券会社の中で経済キャスターをやっていたんです。自主廃業というのが、日本経済新聞によって、3連休の最初の日に発表されたんですが、その前の日、実は、経済キャスターとして、1万人の社員向けに、「来週も皆さん頑張りましょう」とか、「こんなふうに推進していきましょう」ということを、放送で伝えていたんです。役員と一緒に。

でも、その番組が終わったあと、役員に、「…って言いましたけど、本当にうちの会社は大丈夫なんですか?」と聞いたわけです。

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すると、「うちのような大きな会社だから、大丈夫に決まっているだろう」とおっしゃるわけです。でも、私の不安は解消されません。そこで、「北海道拓殖銀行の人は知らなかったらしいですよ?」と聞いてみたんです。

「何を言っているんだ。私たちは1万人の社員を抱えて、こんな販売網もあるんだ。そんな会社がつぶれるか?たとえ、もしものことがあっても、絶対にどこかに買収されるから大丈夫だ。」と言われて、ようやく安心した私は、借金をして自社株を買うという(笑)

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確かに普通に考えたら、あんな大きな会社は潰せないですよ。だって、あの規模の会社が本当に倒産したら、危機になりますもの。そして、実際、あの後、金融危機になったじゃないですか。

そういう意味でいうと、「教科書的に言うと」とか、「常識では」という考え方をしていたら、足元をすくわれることになるのだと。今までの考え方を根底から変えなければいけないという大きなきっかけになりましたね。

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そうですね。考えを改めなくてはいけないというか。安心してはいけない。自分で力を身につけていかなくてはいけないと、誰しもが思った瞬間かもしれないですね。

SESSIONもう会社は信用できない。フリーランスとして生きていくことを決意

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そのご経験を通して、ご自身で学ばれたことはありますか?

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そのあと、先ほどおっしゃっていただいたように、フリーランスの人生を歩むことになったんです。なぜかというと、もう、会社は信用できないと

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けれど、私自身は、あのような大企業が倒産した理由を知りたい、なぜ、潰れなければならなかったのか、そもそも、なぜ、山一はあのような不正をしてしまったのか、どうしても知りたいと思いました。そのためには、金融機関に身を置かなければと思ったんです。

けれど、私のように販売もしたことがない、顧客も持っていない、そんな人間があの証券不況の中で職を得ることなんて不可能なんですよね。

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それで、どうやったら、私のようななんのスキルも経験も実績もない人間が金融の世界で生きていけるのか考えたんです。

それで気づいたのは、私は社内の経済キャスターかもしれないけれど、少なくとも「キャスター」という仕事をしていた、と。であるなら、日本ではじめての「経済キャスター」になってやろうと思ったんです。それが、私がこの世界で生きていく唯一の方法だと思ったんです。

SESSION金融危機が発生したメカニズムを解明したい。そして、正しい情報を伝えるためにニュースキャスターを選んだ

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そうなんですね。たしかに、そこで、他の会社に所属すると、またその時に感じたことを忘れてしまいがちになってしまいそうだけれども。ずっとフリーランスで活動されてきたので。自分で戦略とかを考えて、やってきていらっしゃるんですね。

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そうかもしれないですね。

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でも、そういった、金融でフリーランスをやっている方が、まわりにいない中で。キャスターとしてやっていこうって、すごい決断力だなと思いまして。そういう実行力というのは、どういったところから来ているのでしょうか。

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実行力なんてなかったと思うんです。実際、「私、フリーランスになる」「経済キャスターになる」って周りの人たちに言ったら、皆大笑いでした。何を寝ぼけたこと言っているんだと。

けれど、私の気持ちは揺るぎませんでした。それはなぜか。私自身があの一連のことを知りたい、究明したいと思ったこともありますが、やはり、社会の公器としての企業が、多くの方たち、顧客の方、お取引先の方、沢山のステークホルダーの方にご迷惑をおかけしてしまったことに対する償いの気持ちもありました。

二度とこのようなことを起こしてはいけない。その一つの歯止めとなる職業に、もしかして、経済ニュースというメディアを使って出来るのではと思ったんです。

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金融機関というのは、何も「モノ」を持っていないですよね。だから、信用、信頼で成り立っているといえるわけです。つまり、正しい情報でないものが伝わると、それはたとえ嘘でも信用が既存されて、取り付け騒ぎなどにつながってしまう。

であるならば、私はジャーナリストとして、事象というもの、ニュースというものを正しく伝える人間になりたいというふうに思いました。それが私にとって新たな使命になったんです

SESSION企業だけでなく、個人にも「ビジョン・ミッション」は必要

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金融経済というものが何かを知りたい。そして、ジャーナリストとして、正しい形で報道する。この二つの、大義。これが、私の中でミッションになりました。

その熱量があったからこそ、私は本当に「金融・経済キャスター」として十数年に渡って活動し続けることが出来たと思っています。

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会社だけではなくて、フリーランスでやられている方も、ご自身のビジョン、ミッション、使命感というのをしっかりと持ってやることが大切なんですね。

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ええ。志や思いがある人のほうが、どんなに足を引っ張られても、難しい環境でも、頑張れる気がしますし、実際、私自身もそれがなければ個々まで来ることは出来なかったと思います。

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なるほど。そういった熱い思いに、周りの方の心が動かされていったというか。

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そういうのもあったかもしれませんね。

SESSION「明日のお米が食べられるか」その恐怖と闘う日々

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そのあと、人生の挫折として挙げていただいているのが、まさに、フリーランス時代ということなのですが。どういったことがあったのでしょうか。

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フリーランスで稼いでいくって、本当に難しいことだと思うんです。

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さらに、キャスターで、ジャーナリストで、というのは。

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そうですね、そのポジションでずっと稼いでいくのは、簡単ではないですよね。

そして、どうなるかと言うと、明日のお米が食べられるかなと、常に不安に思っているわけです。実は、正直に言うと、今もその不安感はあります。今も、明日の自分の職業がないかもしれないという恐怖感に駆られてやっているところはあります。

でも、それが良い意味でのエネルギーになっている部分もあります。だから、フリーランスであるということは、私にとっては、大変な部分も多々あるのですが、一方で、なくてはならないモチベーションの源泉なんです。

SESSION「成果を出し続ける」それが私の生存戦略

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フリーランスでいると、時に、足元見られたりもしました。フリーとは関係ないかもしれませんが、パワハラもセクハラも受けたことがあります。けれど、そんな環境の中でどのように生きてきたかというと、ただ、成果を出し続けることに注力するということでした。成果を出し続ければ、きちんと明日のお米が食べられるわけです。

そのために、成長し続けなければいけない。これが自身にとって良きプレッシャーになりました。ですので、今は、ある意味、過酷な面もある「フリーランス」という道を選んだということに関して、感謝をしています。

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かっこいいです。

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いえいえ。むしろ、かっこ悪いくらいにのたうち回って、もがきながら切り開いてきたような日々でした。しかし、なぜ耐えられたかというと、さっきの大義ですよね。

私が、ドロップアウトしてしまうことによって、山一證券の1万人の同僚であったり、当時のお客様、お取引様に対して恩返しができないというような気持ちがありました。その思いに突き動かされてやれたというところはあると思います。それも感謝しています。

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やっぱり、大義というところは大切なんですね。

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そう思いますね。

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本当に、パワハラとかでねじ伏せられるのではなくて。それを実力で仕事を勝ち取っていくという姿勢がとても素敵だなと思ったんですけれども。フリーランスの方ではなくて、一般企業に勤めている方でも、そういう仕事の成果で変えていくということはできることですよね。

SESSION志があれば、理不尽な環境でもやり抜ける

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あると思います。フリーランスだけでなく、どんな企業においても、もっといえば、社会というところは理不尽なことだらけじゃないですか。そんなときに、何を自分のよりどころにしていくかというところでは、自分の志なのではないかと思うんです。

あなたは何をしたいのか、どう在りたいのか、自分の理想の姿に近づけるために何をすればいいのか、そこに向き合い続けてきたら、それが結果につながっていくような気がします。

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あと、もう一つ、私自身がフリーランスをしてきた中で、気をつけてきたのは、やはり「人」との関係です。社会を含めて、組織は「人」の集合体なんですよね。そして、何より、仕事は、全て人間からもたらされるじゃないですか。

特にそれを実感したのは、アメリカから帰ってきた直後でしたね。

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MBAを取得したあとですか?

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そうです。その時、アメリカのあの全てプレゼンする、自分のアピールするということに感化されまくっていて、同じように日本でもそれをしたわけですよ。そうしたら、嫌われること、嫌われること(笑)。だから、仕事していくというのは、成果だけじゃないんだな、と気づくわけです。

本当に様々な紆余曲折あって、今のように全ての方たちに感謝の気持ちを持ちながら、よい距離感とよい関係が築けるようになったと思います。

SESSION職場で、いい人間関係を築くには

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たしかに、仕事上の悩みって、けっこう人間関係が多いですよね。

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多いですよね。

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やっぱり、人間関係が上手くいかない方とか、上司と上手くいかない方っていらっしゃると思うんですけれども。人間関係を大事にしていく上で、大事にされていたのが、強みを発揮するプロデュース力なんでしょうか?

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そうですね。ただ、強みだけを発信してもだめだと思うんです。なぜ自分がそういう目に遭っているのかということを、冷静に分析する必要があると思うんです。もしかすると、自分自身が、ハレーションを起こすような言動ををしているかもしれない。

けれど、本当に理不尽にそういう目に遭っているのであれば、誰か味方を付けるとか、チームを作っていくとか、人をうまく巻き込んだりするやり方を身に着けていく必要もあると思います。それこそ、大義のためならば、様々な方法を試していくということです。

SESSIONこれからの組織は、フラット化していく。重要な要素は、「信頼」

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たしかに、そういう存在になると、その組織の中で、なくてはならない存在になりそうですし。

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そうですね。

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自分の働きやすい環境にすることによって、成果もあげられるようになりそうですよね。

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特に、今の時代って、本当にそうだと思うんです。以前のようなヒエラルキー型ではなくて、よりフラットに横の関係を築いて、全体に働きかけるような仕組み化に変わってきているような気がします。全ての人たちが有機的に、同等な、フラットなレベルで結合していくイメージです。

そういうときに、何が重要かというと、自分自身が他と結合できるようなファクターがあるかどうかですよね。つまり、その重要なひとつが「信頼」だと思うんです

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一緒に働いて、人の役に立つということだけじゃなくて、気持ちが良いとか心地いいとか、また一緒に働きたいとか、あの人ならいつも面白そうに話を聞いてくれるとか、そういった要素というのが、想像以上に重要なものになってくると思うんですよね。

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そうですね。フリーランスでも、組織に所属している方でも、皆さんに言えることですよね。

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そうですね。

SESSION日本のカルチャーやヒトの素晴らしさを、世界に伝えていきたい

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ありがとうございます。では、お時間が迫ってきたので、最後に、これからのことを伺いたいのですが。谷本さんが、これから実現したいことは何ですか?

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私自身が、たまたまこれまで、話すことや書くことといった「伝える」仕事をしてきたんですよね。これは今後も変わらずにしていきたいことの一つです。

そして、そこに願わくば、私が伝えることによって、1人でも多くの方たちにヒントを得て頂いたり、明日への希望に繋げて頂いたりできるような役割を担えたら大変嬉しいです。

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そのために、今後、こういうスキルを身につけていきたいとか、お考えのことはありますか?

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そうですね…。私はこれまでのキャリアの大部分を「金融経済」という切り口で、人を元気にする仕事をしていました。

けれど、今はForbes JAPANという経済誌を通して人々を元気にしているのです。その中で感じるのは、日本には沢山の宝や人財が眠っている。けれど、それがきちんと世界に伝わっていないのではないかという危機感です。

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たとえば、私が、海外のカンファレンスに出たりすると、顕著にそういう事実、たとえば、一人も日本人がいないというような現実を目のあたりにするわけです。

ですので、私自身、これからは、海外も含めて、きちんと日本の良いところを発信していくということをやっていきたいです。

そのためのスキルには言語力もそうかも知れませんし、表現力、そして、何より良き人、良き技術、良きモノを見つけられる目を養うことも必要かもしれません。

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なるほど。ありがとうございます。私も会社のビジョンやミッションだけではなくて、自分の中の大義、そういったものを考えていきたいなと感じました。ありがとうございました。

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ありがとうございました。

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ここまでは、先生の過去と未来について伺いましたが、このあとは皆さんの質問にお答えいただきます。

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人間関係で、今の会社を今月で辞めることになりました。あと先のことは何も決まっていません。すでに転職できる年齢ではありませんが、ストレスの中で苦しむより、自分の大事にしようと思いました。

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そうなんですよ。人間関係って、けっこうケミストリー同士の問題だったりするじゃないですか。だから、本当にいろいろ働きかけてだめだったら、次の職場に行くとか、ケミストリーが合う人がいる場所で働くとか、その場を離れることをしてもいいと思うんですよね。

その方が、自分自身の強みを発揮できることにも繋がりますし。日本って、どうしても、同じところでずっと働けと言われるじゃないですか。でも、そんなことないんです。自分史上最高に常に成長させていくために、場所はその時の成長段階に合わせて選んでいっていいと思うんです。

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ちなみに、僕のフリーランスとしての大義は、自分の自由な生き方を通じて、世界を良い方向に変えていく、様々な生き方を認め合う会社を作る、というものです。

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素敵ですね。

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こういう思いを持って働いている方は素敵ですよね。

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そういう人は強いんですよ。足を引っ張られても、いろんなことがあったとしてもやり遂げられる。いろんなトップリーダーにお会いして思うんですけど、大義がどれだけ強いか、どれだけ情熱・エネルギー量が大きいかで、成功は決まると思っています。勿論それだけではないけれど、かなりその要素は大きい。

だって、情熱が溢れる人って諦めないんですよ。だから、どれだけ、熱量を燃やし続けられる大きなビジョンを持つか、どれだけ、自身がクレージーになれるような何かを見つけられるかだと思います。

SESSION自分のビジョンが見つからなければ、共感できる大義に乗っかってみる

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そもそも、大義やビジョンを持てない、エネルギーが発揮できない人もいると思うのですが。そういった方は、どのようにすれば、大義やビジョンを持てるのでしょうか。

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自分自身がオリジナルで作る必要はないと思うんですよ。誰かのビジョンに乗るとか、誰かの大義に乗っかっても良いと思うんですよね。

つまり、ビジョンに共感できる会社が見つかったら、そこに入るとか、同じビジョンを持っている先輩を応援しようと思うとか、そういうことで、自身のオリジナルも徐々に出来てくると思うんです。

現社会に実在の人物じゃなくてもいいと思うんです。いろんな人の本を読んで、この人のビジョンが良いなと思ったら、それに乗っかってみる。真似してみる。そんなことでもいいと思います。

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なるほど。大義とかビジョンというのは、自分のオリジナルじゃないといけないというか、自分が考えたものじゃないといけない気がしていたのですけれど。そういう身近な方の背中を追うとか、そういったものでも良いんですね。

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はい。最初はそういうことをしながら、自分自身が何をしたいかというのが、見つかっていくような気がするんですよね。

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誰か目標とする人を見つけて、そこから、自分のものになっていくというか。

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そうですね。大きい会社だと、なかなかそういったビジョンとか、大義が見つからない人って、多かったりするじゃないですか。いま、プロボノとか、副業・兼業も、多くなってきている時代の中で、自分自身の熱中出来るなにかを見つけやすくなっている気はしますね。

だから、自分が気になるNPOにちょっと参加してみるとか、寄付だけでも良いと思うんです。それで、自分がどういうところに感動したのか、何に心を動かされたのか、それに気づくだけでも、自分を探すきっかけになると思います。

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仕事以外で、そういった様々なところに参加してみて、自分の心が揺れ動いた場所に敏感になってみると良いかもしれないですね。

SESSION世界のトップリーダーの共通点、「偏愛力」とは?

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これからの時代、偏愛力をつけるために一番大切なことは何ですか?

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自分自身を因数分解することだと思いますよ。自分自身って、いろんな要素で積みあがっているじゃないですか。そのときに、あなた自身はどういう人間なんですかと問われたときに、なんて答えるかをよく考えてみたほうが良いと思います。

そのときに、一番コアになる部分って、「私はこれが好き」とか、「私自身はこの部分は譲れない」とか、因数分解の要素があると思うんですよね。そこに、自身の偏愛力を見つける事ができるように思います

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そして、できれば、その要素というものが、人の役に立てるとか、社会に貢献できるとか、社会との接点が生み出された時に、その人の「ビジネスアイデンティティ」というものが生まれると思うんですね。

それを見つけると、あっという間に大きく成長できるし、そこにお金がついてきたり、信頼がついてきたりする。ですので、まずは因数分解です。

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ありがとうございます。最後のご質問で、偏愛力という言葉が出てきましたが先生も「世界のトップリーダーに学ぶ 一流の『偏愛』力」という書籍を出版されているということで、ぜひご紹介いただければと思います。

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ありがとうございます。私がこれまで、世界の様々なリーダーにお会いする中で、トップリーダーの共通点を、20年以上に渡って見てきたんですよね。

それで、最近の傾向として、成功者であるとかトップリーダーが持っているのが、偏愛力だと思ったんです。今までって、いわゆるカリスマ的なリーダーは、いわゆるトップダウン型の強いメッセージ性を持った方が多かったんです。

たとえば、いわゆるエリートとか、とても器用なジェネラリストとか。でも、最近はそれが変わってきたように思っていて。

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「自分自身はこの部分は全然できないけど、この部分は譲れない」とか、不完全な部分があっても、それに勝る思いだとか、熱狂できるものがあって、そのビジョンに皆が寄り添ってくるんです。それが結果的に大きなムーブメントになる。

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つまり、この傾向は誰しもが成功者になれるし、誰しもがリーダーになれる時代が来たということを示唆しているんだと思うんです。偏愛を見つけるプロセスは、自分自身を見つける作業そのもの。

つまり、自身がより満足できる人生を構築するためにも必要なことであったりするんです。この本には沢山のリーダーの方の事例を掲載させて頂きながら構成させていただいておりますので、ぜひ、参考にしてみていただければなと思います。

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私も読んだのですが、本当に面白くて。谷本さんが、数々のトップリーダーの方々にインタビューをしてきて、そこで印象に残った言葉とか。インタビューの中の外のとき、雑談のときのお話とか、そういうところを、谷本さんの目線で分析して、詳しく書かれているのが、本当に勉強になりました。

1518

ありがとうございます。

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ぜひ、みなさんもご覧になってください。それでは、本日の授業は以上です。お越しいただきました先生は、Forbes JAPAN副編集長の谷本有香先生でした。ありがとうございました。

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ありがとうございました。

2018年12月26日 公開

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2018年11月14日 放送分

何を学べば谷本有香さんのようになれるのか(Forbes JAPAN 副編集長)

本日の生放送

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