目次
- 「習慣」を手に入れるための「自分軸」
- 「自分軸」を形成する2つの要素
2020.10.15
昨今は、成功や結果を出し続けるには「習慣」や「ルーティーン」といった「毎日決まった何かを継続させること」が必要であると考えられています。確かにスティーブ・ジョブズ氏や、イチロー選手といった大きな成功を手にしている人は、それぞれ暮らしの中に習慣となるものを取り入れていました。そう考えると決して間違いではないのかもしれません。
ただ一方、そんな成功者を見てこう思い、諦めてしまう人がいるのも事実です。「自分には彼らのような才能も能力もないから、習慣化なんてできない」と。本当は、習慣化させたいことがあるはずなのに。
本授業で講師を務めるのは、そんな人達の意識や考えを変えてきた有限会社シンプルタスク・代表取締役の吉井雅之先生です。著書『習慣が10割』(すばる舎)は、いまも多くの人が抱える「習慣」に対する固定概念を再形成させ続けています。
そんな吉井先生から今回学ぶのは「脳」と「習慣」と「自分軸」の関係性について。ここでは、吉井先生の熱い気持ちがこもった60分の授業からポイントとなる部分をまとめています!
では、どのように「自分軸」を形成するのでしょうか。吉井先生はこの問いに対し、2つの要素「大きな願望を抱くこと」と「視座の高くすること」と答えています。
願望とは「○○したい」「○○できれば良いな」といった感情です。そして多くの人は自分の願望ではないことを続けようと思いません。ダイエットを例にとっても、「痩せたい」「きれいになりたい」「かっこよくなりたい」という願望がなければ、継続はおろか挑戦すらしないでしょう。ただ「痩せたい」「モデルみたいになりたい」という願望があれば、それが「習慣」を手に入れるための「自分軸」になるのです。
また吉井先生は、「願望の度合はと辛抱の度合と比例する」とも述べています。これはすなわち、願望が大きいほど辛抱できる限界値も大きくなり、逆に願望が小さいと辛抱できる限界値も小さくなるということ。限界値が小さいと、途中で継続を諦めてしまったり、投げ出してしまったりします。
つまり「習慣」を手に入れるための「自分軸」を形成する際は、なるべく大きな願望を抱くことが大事なのです。
もう1つ、吉井先生が授業内で触れたのは「視座の高さ」。
ここでいう「視座の高さ」とは、「自分がどの立場から物事を認識しているか」「どの立場の一員として生活をしようとしているか」といった意味です。
吉井先生は、この視座を「どんどん高くしていくべき」と語ります。もちろんその理由は「自分軸」の形成につながり「習慣」が手に入るからなのですが、吉井先生が口にしたのはそれだけではありませんでした。
もしかすると上図を見て、「なぜ『自分像』を形成するためのメソッドであるにもかかわらず、『世界』『国』『地域』といったマクロな立ち位置が入っているのだろう……?」と思った人もいるのではないでしょうか。先生が語る「視座を高くするべき」の答えは、そこに隠されているといっても過言ではありません。また視座を高くすることでなぜ「自分軸」が形成され「習慣」へと結びつくのかについても知ることができるはずです。詳細はぜひ実際の授業で確認してみてください。
本記事でまとめたポイントは、授業内のほんの一部に過ぎません。
授業内では、他にも「習慣」を手に入れるために必要なメソッドが数多く紹介されています。また本授業は全3回シリーズのうち、第2回目の授業です。「まだ第1回目を見ていない……」「一から習慣について知りたい!」という方は、この授業と一緒に第1回目の授業も視聴してみましょう。「習慣」に関してより理解が深まるはずです。
『習慣が10割』-習慣ひとつで仕事も人生もうまくいく- 第2回「脳」と「習慣」と「自分軸」のつながり』
http://schoo.jp/class/7178/room
文=トヤカン
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吉井先生が、「習慣」を手に入れるための要素の1つとして挙げたのは「自分軸の確立」。
ここでいう「自分軸」とは、「自分は今後どうありたいか」を表すものです。これを確立させることで、「習慣」を手に入れるための軸が明確になると考えられており、吉井先生も「これからは、残りの人生で『何を大切にしたいか』『どう生きていきたいか』『それにどれだけの時間を使うのか』といった自分軸をはっきりさせることが大事」と語ります。