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2022.03.22

interview

“高卒から弁護士になり、何度も人生逆転してきた”ーー話題の弁護士YouTuber岡野武志さんに学ぶ人生逆転メソッド

“高卒から弁護士になり、何度も人生逆転してきた”ーー話題の弁護士YouTuber岡野武志さんに学ぶ人生逆転メソッド

報われない努力の「なぜ」を弁護士、YouTuberの岡野武志さんが解説

目次

  • 強み=価値は「違い」から生まれる
  • 運を味方につける“3つの向き”
  • 成功のためには「世の中にはチャンスしかない」と思うこと
みなさんには達成したい目標はありますか?
「努力は正しい方向に正しい量ですれば報われる」とよく聞きますが、何が正しい努力なのかわからず、なかなか目標を達成できない方もいるのではないでしょうか。

今回は高卒から弁護士になり、今やYouTubeで大人気の岡野武志さんに「人生逆転メソッド」を教えていただきます。

司法試験に合格後、就職に失敗しゼロから起業して大成功を収めるなど、何度も人生逆転に成功した岡野さんの経験から、人生の逆転メソッドを学び、目標を達成できるようにしましょう。

岡野 武志 先生

弁護士、YouTuber

中田 有香

受講生代表

学びノート

SESSION強み=価値は「違い」から生まれる

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では始めに、岡野さんのご経歴から教えていただけますでしょうか?

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私は1977年に大阪の枚方で生まれ、公立の小中学校を出た後に、市内の中堅の進学高校に行きました。

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今回、『人生逆転最強メソッド』という本を出すにあたって、僕の人生では逆転した経験が何回もありました。

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一回目は高校卒業後、アメリカでフリーターをしていたのですが、しっかりと社会に適応していかなければいけないと思い直し、そこで司法試験を受けることを決意しました。

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その後、28歳の時に弁護士資格を取りましたが、弁護士資格を持っている方のレベルが高く、就職活動ではどこにも就職先が決まりませんでした。

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そこで独立し、自分で事務所を始めたのですが、徐々に事務所が大きくなり、今に至ります。自分のこういった経験を踏まえ、人生逆転のコツや着眼点をこの本にまとめました。

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ありがとうございます。では早速本の内容についてご質問です。

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まず「変わりたいのに変われないのは本当の目標が見えていないから」とのことですが、こちらについて詳しく教えていただけますか?

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はい。他のいろんな本にも書かれていると思いますが、「目標」というのは間違いなく大切です。
なぜ目標が大切なのかというと、目標を持つと見える世界が変わるからです。

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例えば、「家を買いたい」と思うようになってから家の広告がよく目に入るようになることはありませんか?私の場合は「司法試験を受ける」と決めた段階で、「世の中には法律の書籍がこんなにもあるのか」と気づかされました。

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目標を明確に持つことで、見える世界が変わり、吸収力が一気に上がります。
なので一番基本的なことは「目標を明確に、具体的に持つこと」だと思います。

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なるほど、目標を持つと吸収力が上がるのですね。

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では次に「自分の強みを見つけると社会に求められる人になる」とのことですが、自分の強みとはやはり大切なことはなんでしょうか?

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やりたいことがあっても迷ってしまう人は多いです。私は弁護士なのでいろんな人と関わりますが、やはり迷ったときに自分の強みを活かせる方を選ぶことができるかが重要になってきます。

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自分の強みを活かさない選択肢を選んでしまう場合には、親からの期待に応えようとするパターンや、強みがないのに自分の憧れが強すぎる2パターンがあります。

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趣味としてやる分にはもちろんいいのですが、それでお金を稼ごうとするとこれはなかなか厳しいことです。やはり自分の強みを活かすことが鉄則になると思います。

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確かに好きなことをやることも大事ですが、キャリアを築く上では得意なことをやることも大事になってきますよね。

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では、自分の強みを探すところで結構迷子になってしまうこともあると思うのですが、どうやって見つけていけばいいのでしょうか?

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ヒントになるのは日常の些細なことです。強み=価値というのは「違い」から生まれます。

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人間は一人一人が違っていて、人が100人いたら100通りのオリジナルがあります。そのオリジナルの違いで価値が生まれるので、「人とは違うところ」を見つけるといいと思います。

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なるほど。岡野さんはどうして「自分は弁護士だ」と思われたのですか?

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勉強の要領が良かったからです。若かったこともあって、自分では小中高と「勉強はできてもかっこいいものではない」と思っていたのですが、振り返ってみるとそこは要領が良かったからなのかなと思いました。

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ただ、私はサッカー部だったのですが、サッカーは超平凡でした。サッカーが大好きですが、そこは強みではありません。

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勉強の要領が良かったことは自分の強みだと思っていたので、司法試験を受けてみようかなと。

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なるほど。勉強の要領が良かったなんて羨ましいです。

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「自分が思う強みと他人が思う強みが違うことが多く、よく悩みます。どちらを優先したらいいでしょうか?」という質問が届いていますが、いかがでしょうか?

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なかなか自分のことを客観視できませんよね。私はYouTubeをやっており、今でこそ弁護士YouTubeチャンネルというものですが、2年前に始めたときは弁護士に関する内容は一切出していませんでした。

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「弁護士」を出さずに、どうしたらYouTubeができるのか実験をしてみたのですが、結局数字を取れるのは弁護士ネタでした。しかも我々弁護士の知識からしたら百分の一か千分の一くらい水に薄めた内容でしたが、それでも「勉強になった」と思ってくださる方が多かったです。

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結局今まで積み上げてきたところが強みだと気づいて少しずつシフトチェンジしていきました。

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弁護士になって十数年経てばそれが当たり前すぎて、自分では強みなのか分からなくなっていたのですが、「やはり自分の強みはここだな」と気づくことができました。

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結局他人から強みだと思われているところは実際社会に求められていたり、それこそお金になる、仕事になるというところに繋がっていきそうですよね。

SESSION運を味方につける“3つの向き”

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では続いて、「運を味方につける3つの向き」について教えてください。

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はい。まず「運を味方につける」の定義ですが、時代の流れや周りから後押ししてもらうという意味です。

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みなさんの周りにも「この人上手いこと流れに乗っているな」という人がいると思いますが、どうしたらその流れに乗れるのか、私なりに3つの方法を考えました。

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それが「前向き」「上向き」「外向き」です。これは練習したらできるようになりますが、逆に練習しないとできません。

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なぜなら、人間の本能に反するからです。私たちは嫌なことがあったら後ろ向きになってしまったり、辛いことがあったら下向きになってしまったりしますが、これらは人間の防御本能で自然なことです。

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ただし、流れに乗るためには「前向き」「上向き」「外向き」が必要です。これはスキーとよく似ていると思います。スキーはいかに合理的に上から下に滑り落ちるかが大切ですよね。

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初心者の方は上から下に滑り落ちるのが怖いので、後ろに傾きます。返ってそっちの方が危ないのですが、慣れていなくて練習していないから自然な反応としてそうしてしまいます。

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私はこれが様々な社会現象と似ていると思います。
しっかり時代の流れに合わせていけるようになると、外からの力を利用できて、自分の実力以上の力が出る機会が増えると思います。

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スキーは前のめりになっていると、どんどんスピードが乗ってきて怖いと思ってしまいますよね。また、内向きになっていると気が付くべきところに気が付けなかったり、チャンスが巡ってきているのに上手くつかめなかったりしそうですね。

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では続いて、最短ルートで目標にたどりつくためにはどうしたら良いでしょうか?

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はい。目標からの逆算が大切です。冒頭にお話しした「目標の明確化」とほとんどイコールですね。どうしたら目標にたどりつくのか、日々実行していくことが大切だと思います。

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具体的には、例えば手帳を付けるといいですね。漫然と時間を過ごすのではなく、やることを書き出すだけでもびっくりするくらい効率が変わります。

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なぜなら人間の意識がそこに向くからです。それが目に入るだけで逆算のルートが自然とあぶり出されるので、手帳なんかを付けて、目標までの逆算をすることが大切だと思います。

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目に入るだけでも違うのですね。続いて、目だけでなく「耳から入ってくる情報にチャンスがある」とのことですが、今度は耳からの情報について教えてください。

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新しい事象は言葉になって現れます。今までになかった事象はすぐにカテゴライズされて言葉になります。その言葉が流通して新しい現象はさらに広がっていくので、聞いたことのない言葉にアンテナを張ることは非常に大切です。

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ただ、現代は情報がありすぎるので、聞いたことのない言葉なんてありふれていますよね。なのでアンテナを張るポイントとしては「耳で聞いた情報かどうか」です。

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例えば、YouTubeが台頭してきたときに、「YouTuber」という言葉は私も紙面で何度か見かけたことがあり、知っていましたが、実際に誰かの声を通して言葉を聞いたときに、新しい気づきを得ました。

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人の声を通した情報は温度感があるので、過去を振り返っても耳で聞いた情報の方が気づきを得やすく、チャンスがあると考えています。

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今はネットやSNSで得る情報は大量にあるので流してしまいますが、耳で聞いた情報だと、違和感や引っかかりを感じやすいということですね。

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まさにその通りです。「耳がいい」「鼻がいい」というのは動物の本能的なところからくるものですが、それに近いのではないかと思います。

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確かにそうですね。耳から情報を入れるコツはありますか?

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ひたすらに色々なところに足を運ぶことが大切だと思います。

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先ほどお話しされていた「3つの向き」のうち「外向き」がありましたが、意識を外向きにして情報を入れるといいということですね。

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ニュースで聞いた情報より、人から聞いた話だと心に引っかかることが多い気がします。説明するのは難しいですが、直感的に感じるものがありますよね。

SESSION成功のためには「世の中にはチャンスしかない」と思うこと

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では続いて「伸び悩んでしまう人の3つのパターン」について教えてください。

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はい。まず「目標の方向性が間違っているパターン」です。周りからの期待や若いころからの憧れから定めた目標はどうしても伸び悩んでしまいます。

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人にはそれぞれ生まれ持った気質や素晴らしい強みがあるので、それをしっかり活かせる目標を定めた方がいいと思います。

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2つ目は「自分で圧力をかけられていないパターン」です。
私は一定の時間や努力を一気にかけられるかが非常に大事だと思っています。火を起こすのって難しいじゃないですか。一旦火を起こせば後は楽なのですが、最初の火をおこすところが一番大切です。

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漫然と時間を過ごしているだけでは目標には近づかないので、一点に集中して自分に圧をかけられる人は強いです。

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3つ目は「試行錯誤が足りないパターン」です。自分に圧をかけることはできても、その圧のかけ方を間違えると目標を達成できません。

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例えば、木と木をこすりつければ火はつきますが、石と火をこすりつけても火は起こらないですよね。いろいろ試行錯誤をして、どうすれば煙が出てくるのか、学んでいなければ伸び悩んでしまいます。これら3つのパターンが伸び悩んでしまう人の特徴だと思います。

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なるほど。目標の正しい方向性、自分に圧をかける、試行錯誤が大切だということですね。ありがとうございます。

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では最後に、今回岡野先生が書かれた『人生逆転最強メソッド 書き込みワークで即体感。やるべき「目標」が見えてくる』で伝えたいことはなんでしょうか?

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はい。「世の中にはチャンスしかない」と思っていると、チャンスが見えてきます。なぜなら意識がチャンスを探すようになるからです。

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例えば、人がたくさんいる絵があったとして、ただ見ているだけではただの絵でしかありませんが、その絵が『ウォーリーを探せ』の絵だとわかっていれば、ウォーリーを探そうと意識し、ウォーリーを見つけることができます。

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自分がどんな立場、状況に置かれていたとしても、「世の中にはチャンスしかない」と思っていればチャンスを見つけることができます。
自分を信じて頑張ってみてください。

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ありがとうございます。ご紹介した書籍はこちらです。ぜひチェックしてみてください!

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『人生逆転最強メソッド 書き込みワークで即体感。やるべき「目標」が見えてくる』著:岡野武志さん
https://www.amazon.co.jp/dp/4046054964

2022年03月22日 公開

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2022年01月31日 放送分
報われない努力の「なぜ」を弁護士、YouTuberの岡野武志さんが解説

報われない努力の「なぜ」を弁護士、YouTuberの岡野武志さんが解説

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