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Oct.

2019年05月08日 公開

何を学べばやまざきひとみさんのようになれるのか(キッズライン役員/プロデューサー)

「人生を豊かにする“非連続キャリア”のススメ」——何を学べば、やまざきひとみ先生のようになれるのか?

「人生を豊かにする“非連続キャリア”のススメ」——何を学べば、やまざきひとみ先生のようになれるのか?

「何を学べば○○さんのようになれるのか(通称なにまな)」。学び続けることで自分らしい生き方を切り開く20人に、 スクーアナウンサー中田有香と受講生が直接問う30分の授業です。

今回は、キッズライン役員/プロデューサーのやまざきひとみ先生の授業で語られた人生の転機や挫折から得た学び、これから目指す先についてご紹介します。

やまざきひとみ 先生

キッズライン役員/プロデューサー

中田 有香

受講生代表

学びノート

SESSION妊娠が、「これからの働き方」を考えるきっかけに

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それでは、今週の先生をご紹介します。キッズライン役員のやまざきひとみ先生です。よろしくお願いします。

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よろしくお願いします。

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やまざき先生は、新卒でサイバーエージェントに入社。その中で、アメーバピグなど、様々なヒットコンテンツを手がけられました。

そのあと、フリーランスを経験された後、C CHANNELの編集長に。現在は、キッズラインの役員になられたということで。

様々なキャリアをお持ちのやまざき先生に、先生の過去と未来について伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。

インタビューを始める前に、受講生の皆さんに質問があるんですね。

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「非連続キャリアを歩むこと」、「パフォーマンスを出すために精力を節約することの重要性」について、皆さんの考えを教えてください。

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それでは、早速、過去のお話から伺っていきます。

まず、人生の転機にあたるのが、まさに去年2018年の妊娠ということで。去年の12月にご出産されたんですね。おめでとうございます。

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ありがとうございます。

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妊娠はどのような転機になったのでしょうか。

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「この先どうしようかな」、と自分の中で考え直すきっかけになったんです。「一人働き方改革」ではないですが、妊娠を機に、今までとは違う仕事に挑戦をしようと思ったんですよね。

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妊娠を機に違う仕事に挑戦するという考え方は、新しいですよね。私は、女性にとって、「結婚、妊娠、出産」って、20代後半、30代前半とけっこう仕事が楽しくなってくる時期に迎えるのかなという印象を持っています。

せっかくキャリアを積んで、これからという時期なのに、仕事を休まないといけないのが、少しもったいないなと。

出産はしたいなと思いつつ、ネックになっている部分だったんです。でも先生のように妊娠を機に新たなことにチャレンジをするという考えは、すごく素敵だなと思いました。

SESSION70歳まで働きたい。キッズラインへの入社は、子供が呼び込んだ「縁」

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私は70歳まで働きたいと思っているんです。出産と子育ての時期に、どういうふうに働いたら良いかなと考えたんですけど、ちょっと、答えは出なくて。

妊娠期間中に、当時のお仕事が全部決まっていたわけじゃなかったので、いろんな方に相談をしたんですね。

それで妊娠のことを報告した人に、「お仕事頑張ってね」と言っていただくことが多くて。

応援をしてくださる方に、すごくたくさん出会えたので、こういう方たちに恩返ししていこうという気持ちで仕事をすることにしたんです。

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今在籍しているキッズラインの方は、なかでも特に応援してくださった方々なんですよね。それが、新しい仕事へ挑戦するきっかけになりました。

私は、その時シングルマザーになりそうだったということもあり、「シングルマザー応援プロジェクト」のリーダーをやらせていただいたのですが、それがきっかけになりました。

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考えていたときは、答えが出なかったと。それでも周りの方との関わりで、自然にそうなっていったという。

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そうですね。新しい出会いとか、新しい応援とか。自分の子どもが呼んでくれた縁みたいなものをすごく感じて。そっちのほうに飛び込んでみようかなと思った感じですね。

SESSION会社員と経営者を往復する。そんな「非連続キャリア」があったっていい

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この転機を通して、どのようなことを学ばれたんですか?

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私は会社員も経験しているのですが、辞めるとき「大好きな会社であるサイバーエージェントを辞めるんだったら、もう二度と会社員はやらない」と決めていたんです。

起業をしたら経営者のままで頑張らなきゃと、思っていたんですね。

しかし、今の時代は、自分が経営者をやっていた経験が会社や組織に戻っても、すごく生きてくると思うんです。

70歳まで働くんだったら、ずっと経営者で頑張るよりは、そのあと会社員、組織に属してもいいし、また新しい仕事がやりたくなったら、何年かのスパンで経営者に戻ってもいい。

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組織人と経営者のキャリアを非連続的に行ったり来たりしながら、ステップアップしていくという考え方がありなんじゃないかなと思っています。

自分の中で、「ずっと独立したまま頑張るぞ!」という考え方に固執しなくなったところが、すごく大きかったですね。

SESSIONエネルギーにも節約を。体を壊して変わった「働き方」

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組織に属して,起業したらずっと起業しなくてはいけないという考えから、戻っても良いんだという考えに至った経緯は、どういった経緯だったんですか?

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会社で働く上ですごく重要なのは、経営視点に立てるかどうかだと思うんです。

組織で働くということは組織のリソースを使って、大きい仕事ができるのがメリットです。

その面白みもあるので、いざ組織に戻ってみると、経営の経験があることで、主体性が増して、仕事の面白みがさらに増したなという感覚があります。

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では、続いて、人生の挫折について伺っていきたいと思うのですけれども。

それが、30歳前後のサイバーエージェント退職前、ママ事業部を担当していたときということなのですが。どんなエピソードなんでしょうか。

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私、けっこう体が弱くて。頑張りすぎると体調を崩しちゃうことがすごくコンプレックスなんです。特に20代後半の頃は、すごくハードワークをしていて。

実際、出世もしたかったし、もっと上に行きたいという思いで、すごく楽しかったのですが、ハードワークがオーバーワークになってしまいました。

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新卒2年目でアメーバピグのプロデューサーになったりとか。

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そうなんです。

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大活躍されていますよね。

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ありがたいことに、チャンスをたくさん頂いたので、期待に応えたいとという中でやっていたらそのタイミングでオーバーワークをして、ボンと体調を崩してしまいました。

すごく周りにも迷惑をかけたし、自分としてもこんなことになるとは、と大きな挫折を味わったというのがそのタイミングですね。

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そのきっかけで、どのような心境の変化があったんですか?

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そこまでは期待に応えて、若さと情熱で突っ走ることが正解だと思っていました。

そこからは、30代を前にして、できるだけオーバーワークにならないように精力を節約して、パフォーマンス重視でやるということを意識しようと思ったんです。

それが働き方を切り替える、いい機会になりましたね。

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自分のキャパとか、どれくらい働けるかというのが分からないと、制御もなかなか難しいですよね。

今までの20代のかなり一生懸命働いてきた時期があるからこそ、これからの新しい働き方というような認識なんでしょうか。

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そうですね。限界を知らないと、自分のキャパも把握出来ないので。そういう意味でも貴重な経験だとは思っています。

また、その時に気づいたのは、「トータルで見たときに、使える精力は限られている」ということです。70歳まで働こうと思ったら。

結局、体を壊しそうになって5年やるのか、70歳まで働く長さで見て、自分の力を使うのか、と考えられるかが重要だと。

自分の中で出来る範囲の節約をしながら、仕事のパフォーマンスを最大化する。それが、最終的にはいい意味で、自分に返ってくるというふうに考えるようになりました。

SESSION日本を、「女性が元気」な国に

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ありがとうございます。最後に未来のお話を伺いたいのですが。この先、どのようなことを成し遂げたいのでしょうか。

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強いて言えば「少子化の改善」でしょうか。

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少子化の改善。どのようなことなのでしょうか?

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キッズラインは、オンラインでベビーシッターのマッチング事業をしている会社なんですね。そこでは、「働く女性の子育てを助けたい」という想いで事業に取り組んでいます。

今まで仕事をしてきて、日本やアジアの女性たちに会ってきた中で「女性が元気な国は、未来が明るい」と思うことが多いんです。

今、少子高齢化で未来に対して保守的な若い人が増えてきていますが、将来「子どもを産むことがこわくない社会」をつくりたい、それに繋がる仕事をしたい、と思っています。

SESSION変化することを不安に思うか、変化しないことを不安に思うか

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冒頭で、非連続キャリアに関してや、パフォーマンスを出すために精力を節約するということに関しての質問、問いかけを投げかけましたけれども。そこに関するご回答も、いろいろ来ておりますので、ご紹介していきます。けっこう、賛否両論という感じなのですが。

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非連続キャリアは、新たなことにチャレンジするきっかけになるのかなと思いますが、ちょっと不安ですね。公務員なので、異動ごとに転職っぽい感じはありますが。

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ありがとうございます。たしかに、変化というのは不安を伴いますよね。

ただ、変化することを不安と思うか、変化しないことを不安と思うかということなんじゃないかなと思います。

私は定期的に、あと5年、10年と同じ仕事を続けて良いのかな?慣れてきちゃったな?と思うと、逆に不安になってくることがあります。

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だからタイミングによっては、変化に飛び込むリスクをとって、新しいチャレンジをして自分をアップデートしていくほうが、長い目で見てプラスなんじゃないかと思います。

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なるほど。変化しないことが不安に感じるんですね。

インターネットで先生のインタビュー記事を拝見しているときに、20代のときに大きな失敗をしないで、20代を過ぎてしまうのが不安というふうにおっしゃっているのを見て。それもまた、私、驚いたんですよ。

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それが良いのか、悪いのかというのはあるんですけれど。

年を経るごとに、失敗ってこわくなるので。「今したらこわい失敗」って、どんどん増えていきますよね。

だからできるだけ、失敗をしても取り返しのきく若いうちに、思い切りやる。

失敗を前提にするわけではないですが、少なくとも思い切りやる、失敗しても良いからやる、というくらいの心意気でいるほうが良いんじゃないかなと思います。

SESSION非連続的キャリアが生み出す、経験のセレンディピティ

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なるほど。ありがとうございます。非連続キャリアに関しては、たくさんコメントを頂いていますね。

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その人が連続していると感じられる軸があれば問題ないんじゃないかなと思います。より道とか、脇道にそれるのも、良い気づきになることが多いんじゃないかな。

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そうだと思います。自分の軸が分からなくなる時もあると思うんですよね。自分の才能を自覚している人って、けっこう少ないと思うので。

逆に非連続キャリアの中で、いろんな出会いがある。「経験のセレンディピティ」と呼んでいるんですが、自分が思ってもみなかった仕事をしたときに、自分が思ってもみなかったさ才能に出会うことがあるんじゃないかと。

そういった体験を積み重ねていけるというのも、非連続キャリアの良いところじゃないかなと思っています。

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ありがとうございます。本日お越しいただきました先生は、キッズライン役員/プロデューサーのやまざきひとみ先生でした。ありがとうございました。

2019年05月08日 公開

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