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2021.09.25

Column

英語は「自動翻訳」でネイティブ並みに伝わる時代に! 自動翻訳でもう英語は怖くない!

英語は「自動翻訳」でネイティブ並みに伝わる時代に! 自動翻訳でもう英語は怖くない!

「英語が話せない」ことを、ひそかなコンプレックスとして感じている人は多いのでは。しかし、そのコンプレックスを打ち消す方法として「自動翻訳」が注目されているのをご存じですか? 自動翻訳の技術は日々進化し、今ではさまざまなビジネスシーンで活用されています。

Schooの授業『グローバル時代の新・英語術——自動翻訳を最大限に活用するには』では、立教大学 異文化コミュニケーション学部 教授の山田優先生が誰にでもすぐに役立つ「自動翻訳の使い方」を伝授。

初回の授業では、『英語は「習得」から「自動翻訳」の時代へ』と題し、自動翻訳についての概論や活用事例などについて学びます。本記事では、自動翻訳をするうえで知っておきたい「モダリティ」を深掘りしていきます。

目次

  • 「会社に来たぜ」って英語でどう言う?微妙な言い回しは自動翻訳にお任せ!
  • 機械が「あいまいなニュアンス」を翻訳できる時代がやってきた!
  • 微妙な言い回しは本当に機械で翻訳できる?リアルタイムで実践!

 

 

「会社に来たぜ」って英語でどう言う?微妙な言い回しは自動翻訳にお任せ!

 

 

自動翻訳について教わる前に、山田先生は日本人の英語学習時間について教えてくださいました。上の表は、英語ネイティブが外国語の習得に必要な学習時間で、日本語を学ぶには2200時間もかかるそう。つまり、日本語ネイティブも英語を学ぶのに2200時間が必要ということ。中高での英語学習時間は1000時間なので、残り1000時間を学習に充てるのは相当の努力が要ります。そこを、自動翻訳で補おうというのが、山田先生の考えです。

 


機械が「あいまいなニュアンス」を翻訳できる時代がやってきた!

 

 

山田先生は、自動翻訳をするうえで知っておきたい「モダリティ」について説明する前に、上図の3つの文の違いを質問。語尾のニュアンスが異なり、話しかけている相手の違いを感じますよね。

 

文章や言葉は「命題」と「モダリティ」から成り立っていると言われています。命題は、「何が言われているか」。モダリティは、「命題をどのように伝えているか」。

 

例えば、「山田さんが大学に来たかもしれないね」という一文では、事実を伝える「山田さんが大学に来た」が命題、不確定な要素や“ね”という語尾がついた「かもしれないね」はモダリティとなるわけです。

 

 

 

実は、今の自動翻訳は、「流暢性が上がった」と言われているのですが、それはこの「モダリティ」の部分の翻訳レベルが向上したそうです。

 

中高時代に培った1000時間で、ある程度の命題は伝えられるはず。残りの1200時間は、ネイティブらしい言い回し、無礼にならない口調であるモダリティを身につける時間で、そこが難しいもの。だからこそ、「進化した自動翻訳で、モダリティを補えればいいのではないか」というのが、山田先生の提案です。

 


微妙な言い回しは本当に機械で翻訳できる?リアルタイムで実践!

ここで山田先生が、おすすめの自動翻訳ソフト「DeepL」を使って、モダリティがどれくらい正確に翻訳されるか実践!

 

 

 

「山田さんが会社に来た。」
→Mr. Yamada came to the office.

 

「山田さんが会社に来たかもしれない。」
→I think Mr. Yamada might have come to the office.

 

「山田さんが会社に来たらしい。」
→I heard that Mr. Yamada came to the office.

 

「山田さんが会社に来たぜ。」
→Mr. Yamada came to the office, man.

 

一番上の文章は命題だけですが、以下3の文章は微妙な言い回しを的確に翻訳しています。「モダリティの部分は判断が一番難しいところ。自動翻訳である程度任せられるから、本当に伝えたい命題の部分だけにフォーカスすれば、うまく自動翻訳が使える」と、山田先生は解説します。

 

 

 

 

授業では、受講生から寄せられた多数の質問に、山田先生が解答しています。「尊敬語や謙譲語も自動翻訳で訳せるの?」の質問に、「概ね訳せます」と返答。その理由は? ちょっと意外な秘密が隠されています。ぜひ、アーカイブからご確認ください。

 

Schooの連載授業『グローバル時代の新・英語術——自動翻訳を最大限に活用するには』から、「英語は「習得」から「自動翻訳」の時代へ」の深掘り記事をお届けしました。基礎編となる本授業と、実践編となる「英語力アップのための自動翻訳を使いこなすコツ」を一緒に学び、かしこく英語のスキルを向上させてみませんか?

 

文=田中ラン

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
『英語は「習得」から「自動翻訳」の時代へ』

 

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