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2020.10.28

column

予想以上に使っている! 「スマホ依存症」を診断する4項目

予想以上に使っている! 「スマホ依存症」を診断する4項目

集中力が続かない……。

コロナ禍で在宅勤務が増えたこともあり、この悩みは以前にもましてポピュラーなものになっていることが予想されます。知識やスキルも集中力が続かなければ十分に発揮されません。集中力を維持したままタスクをこなす方法は多くの人が知りたいところでしょう。

そこでSchooが開講した授業が『仕事が速くミスが少ない人のスゴイ集中力』。『短時間で成果を出す スゴイ集中力』(ぱる出版)著者の田場信広(たば・のぶひろ)先生を講師として招き、集中力を維持するメリットや短時間で仕事をクリアするための秘訣、著書出版に至った経緯について伺いました。作家のほかにWeb集客アドバイザーの顔も持つ田場先生。自ら実践する集中のコツはあらゆる職種の方に役立ちます!

目次

  • 集中力を生み出すにはまず○○
  • スマホ依存症チェックの4項目
  • ストップウォッチが時間の使い方を劇的に変える!

 

集中力を生み出すにはまず○○

 

先生がレクチャーするテーマは「短時間で仕事をクリアするための秘訣」です。

 

まず先生が発言したのが「予想以上にスマホを使っている時間が多いですよね?」ということ。この一文を読んでドキッとした人も多いのではないでしょうか。

 

仕事中、出勤帰宅時、家でくつろいでいるときなどついついスマホを手に取ってしまう時間は思っている以上に費やされているものです。

 

実際「毎日どれぐらいの時間スマホを触っていますか?」という先生の質問に「5~7時間」「暇さえあれば触っています」などの回答がリアルタイム受講生のみなさんから寄せられました。

 

もちろん15分、1時間など少ない時間を報告する人もいるものの、1日のスマホの利用時間についての調査データでは5時間以上という回答が48%も寄せられており、スマホが私たちの一日の多くを占拠していることは間違いなさそうです。

 

 

ここで先生は「集中力を生み出すにはまず『脱スマホ』」というスローガンを掲げます。「スマホを見るたびに集中力は途切れています」と田場先生。どれだけ一生懸命頑張っていても一度途切れた集中力はなかなか戻りません。だからこそ先生は必要な時以外はスマホの電源をOFFにすることをおすすめしています。

 

「仕事ができる人ほどスマホを触っていません」と先生。スマホには以下のようなデメリットが存在すると語ります。

 

・注意散漫になる
・時間のロスになる
・眼精疲労・肩こりの原因
・スマホ依存症の危険性

 

仕事以外でも「不眠症」「視力低下」「歩きスマホ・自転車の事故」「腱鞘炎・ストレートネック」などスマホ由来の弊害が多く挙げられました。

 


スマホ依存症チェックの4項目

スマホ依存症かどうか自身を振り返ってみるためのツールとして先生から以下のチェック項目が提示されました。

 

□スマホがないと落ち着かない
□一日中スマホに関することを考える
□どうしても触ってしまう
□メールやSNSを必要以上にチェックする

 

皆さんはいくつ当てはまったでしょうか。

 

LINEやSNS、ゲームなど新しい通知が入っているのではないかと気になってしまうのはやむを得ないことです。しかし、そこで一度自分はスマホ依存症ではないかと立ち止まって考えてみることが重要だといえます。

 

 

リアルタイム受講生からコメント欄に寄せられたスマホ依存症対策で先生から「素晴らしいです」と絶賛されたのが「スマホはアウトプット用に使うと決める」ということ。ついつい触ってしまうスマホに時間を奪われないためには強い意志で対策を講じることが必要なようです。

 

「もちろん仕事時間は脱スマホです」と先生。命にかかわるような重要な連絡以外は、仕事時間は遮断することが集中力を維持するために必要だということです。

 

整理整頓を行い、スマホを仕事中は締まったうえで、休憩時間など決まった時間にだけチェックするようにしましょう。定期的にスマホの使用時間、使用状況をチェックし、“時間の使い方も整理する”ことを田場先生は推奨しています。

 


ストップウォッチが時間の使い方を劇的に変える!

つづいて先生から受講生に向けられた質問が「毎日の仕事やタスクで細かいところまで時間に意識していますか?」。

 

例えば「この書類は2時30分までにやろう」といったように分単位で時間に意識を向けているかを先生は尋ねています。

 

リアルタイム受講生から寄せられた回答は以下のように多様なものでした。

 

・時間はかなり意識しています。タスクの終了時刻はほぼ予定通り、急な用事に対応できるように、バッファもかなり設けてます
・細かい単位までは意識していないですが、午前・午後くらいのスパンで。
・Googleカレンダーにタスクを細分化(30分毎)して登録し、Todoリストとしても使用しています
・毎朝、時間も込みでスケジュールを組むのですが、どんどんずれていってしまい、結局計画通りにできない日々……

 

先生も以前は午前・午後の2分割くらいしか意識していなかったといいます。しかし、細かく時間を意識するようになってから「時間を大切にする」という意識が強くなったとのこと。

 

ここで先生は限られた時間を有効に使うための2つの法則を提示します。

 

1.人間は「期限」があると必死になる
2.人間は「監視」されると結果を出す

 

「1」を達成するためには自分で自分を追い込む習慣を用意する必要があります。そこで最も効率が良い方法として先生が掲げるのが「ストップウォッチ大作戦」。「10分とタスクを終わらせる時間を決めたらストップウォッチで測り、時間が来たら途中でも手を止めてください」と先生。制限時間を設けることで必死になれるという利点を先生は強調します。

 

必ず仕事の間には休憩時間を挟むことも忘れないでください。

 

 

ストップウォッチは専用のものを使うのが先生流。スマホを使うとついついほかの機能を使ってしまいがちだからです。計測する時間は人間の体内時計に合わせて15分の倍数にあわせることを先生はおすすめしています。

 

先生は書籍の執筆を午前中、45分サイクルの時間を使って行っているそうです。そして、途中であろうがアラームが鳴ったら手を止めること。中途半端に止められて気になってしまう気持ちが再開する原動力となるという利点もあるそうです。

 

以上、田場先生の語る集中力を維持するためのコツについて文章でまとめてご紹介しました。集中力をそもそもなぜ維持しなければならないのかなど疑問が浮かんだ人は、ぜひ実際の授業動画の前半で確認してみましょう!

 

『仕事が速くミスが少ない人のスゴイ集中力』

http://schoo.jp/class/7333/room

 

文=宮田文机

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