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2020.07.31

Column

クラウドファンディングは「寄付」ではない!アフターコロナの当たり前となるクラファンの基本

クラウドファンディングは「寄付」ではない!アフターコロナの当たり前となるクラファンの基本

クラウドファンディング(クラファン)という言葉を耳にしたことがある人は少なくないでしょう。2020年世界を襲った新型コロナウイルス問題で困窮した企業やアーティストにクラウドファンディングで支援を行った人もいるかもしれません。

しかし、実際にクラウドファンディングを起案したことがある人はどれだけいるでしょうか? もしかしたら「クラウドファンディング=寄付」のようなイメージを持っている人も多いのでは?

『日本人のためのクラウドファンディング入門』著者でクラウドファンディングの第一人者・板越ジョージ先生によると、その認識は不正確です。

では、クラウドファンディングとは、いったい何なのか? アフターコロナ時代にクラウドファンディングはどのような役割を担うのか?

35カ国放浪、企業、倒産、MBA取得、大学教育への参加、経済産業省「新しい担い手」研究会委員への協力……などなどさまざまな経験を持つ板越先生の授業から、クラウドファンディングの基本を学びましょう!

目次

  • クラウドファンディングは「寄付」ではない
  • アフターコロナ時代の武器となるクラウドファンディング
  • クラウドファンディングは「当たり前」になる

 

 

クラウドファンディングは「寄付」ではない

 

 

「クラウドファンディングにはそもそも3タイプあります」と板越先生。それぞれの名称と概要は以下の通りです。

 

・購入型…対価を提示してそのための応援資金を募る。CAMPFIREMakuakeKICKSTARTERIndieGoGoなど主要なクラウドファンディングサイトは多くの場合このタイプ。

 

・寄付型…対価をもとめず寄付による支援を求めるタイプ。

 

・金融型…金利や株などのリターンを提示する。銀行のような効果を発揮するタイプ。

 

日本でクラウドファンディングに注目が集まったきっかけは2011年の東日本大震災。打撃を受けた企業や団体への支援の機運が高まったのです。そのため、日本ではいまだに「クラウドファンディング=寄付」という認識が広まっています。

 

しかし、クラウドファンディングは本来「寄付ではなく経済活動である」と先生はいいます。何か世の中に新しいものを生み出したいという起案者が資金を募るために行うのがクラウドファンディングです。

 

そのため、アメリカでは現在のコロナ禍で倒産を免れるための支援を募ることに購入型のクラウドファンディングサイトを用いることは拒否される例も見られるとか。

 

まずそれは寄付型のクラウドファンディングサイトで行うことであり、さらにいえば以前の状態を取り戻すための支援は国やNPO団体が行うべきことだからです。

 

先の見えないコロナ禍では結果的に約束したリターンを返せない状態に陥る可能性もあります。

 

「新しいこと、イノベーションを生み出すために使うのがクラウドファンディング」という原則は覚えておきましょう。

 

 


アフターコロナ時代の武器となるクラウドファンディング

「ゼロからはじめるための支援に役立つのがクラファンだ」と板越先生。アフターコロナ時代に焼け野原から立ち上がるための強い武器としてクラウドファンディングが使えそうです。

 

そのため、ここからワクチンが開発されるまでの2年ほどの間は「アイデアを練りまくって体制を整える時期」だと板越先生は考えているそうです。

 

 

ニューヨークに居を構える先生は新型コロナの経済への影響を楽観視していません。

 

授業が開かれた5月時点でニューヨークでは2020年8月まで家賃を支払わなくても強制退去させられないという措置が取られています。その影響を受けて倒産する不動産会社が生まれ、秋くらいからリーマンショック級の経済危機が訪れるのではないかというのが先生の予測です。

 

日本は欧米ほど新型コロナウイルスによる感染者数・志望者数は多くありませんが、経済的影響は平等に訪れます。経済活動に対し慎重な姿勢を取りがちな日本ではもしかしたら欧米以上に経済へのコロナショックは長引くのではないかとも先生は予測しています。

 

Withコロナ時代には多くの企業がダメージを受け、アフターコロナ時代は“焼け野原”からの出発になる。

 

クラウドファンディングにおいてもその点を踏まえてアイデアを練ることが求められるようです。

 


クラウドファンディングは「当たり前」になる

「クラウドファンディングをすることはもはや当たり前のことになっていく」と板越先生。

 

もはやアメリカではまず新しいものをクラウドファンディングで募って生み出し、生み出した商品をECサイトで販売し、最終的にはフリマサイトでやりとりするというビジネスの流れが定着しているそうです。

 

日本でも遠からずクラウドファンディングで新商品を生み出し、Amazonや楽天などで販売し、最終的にはメルカリやフリマで売り買いするという流れが当たり前のものになるでしょう。

 

特にコロナショックで経済的が低迷した状況では銀行からの融資が期待できないためクラウドファンディングが有力な資金集めの手段となるだろうと先生は考えを述べました。

 

そんななかで先生がポイントと強調するのが「クラウドファンディングを主としない」こと。クラウドファンディングはあくまでビジネスの入り口であり、重要なのはそこからビジネスを育てていくことです。

 

前述の通り、日本では「クラウフドファンディング=寄付」という考えが蔓延していますが、寄付はあくまで一過性の支援でありその後に続いていくものではありません。

 

「『魚を与えるのではなく釣り方を教えよ』という言葉がある通り、自分たちで自立できるようなものを応援するのが良いのではないか」と先生は主張しました。

 

 

ここまでの授業を聞いて「どこでクラウドファンディングについて学べばいいんだろう?」「クラウドファンディングの商品の性質や信頼性はどう見分ければいいの?」などさまざまな疑問が浮かんだのではないでしょうか。

 

それらの答えは実際の授業『アフターコロナを見据えたクラウドファンディング』の動画中でぜひご確認ください!

 

『いま改めて読みなおしたい入門書 第一回 アフターコロナを見据えたクラウドファンディング』http://schoo.jp/class/6964/room

本授業は『いま改めて読みなおしたい入門書』シリーズの第一回として配信されたものです。シリーズはその後も第二回『いま必要とされるアンガーマネジメント』、第三回『人を動かすコピーライティング(前編)』など続々と続けられています。新たな知識を書籍ではなく映像から取り入れたいという方はぜひ、シリーズの授業をチェックしてみることをおすすめします。

 

『いま改めて読みなおしたい入門書 第ニ回 いま必要とされるアンガーマネジメント』 http://schoo.jp/class/6965/room

 

『いま改めて読みなおしたい入門書 第三回 人を動かすコピーライティング(前編)』http://schoo.jp/class/7009/room

 

文=宮田文机

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