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2022.03.25

column

「あ行」と「す」から始まる言葉は最強!? 対話を盛り上げる人がよく使う一言とは?

「あ行」と「す」から始まる言葉は最強!? 対話を盛り上げる人がよく使う一言とは?
動画:「対話を盛り上げるひと言力」より

「あの人が会話に入ると場が和むのはなぜだろう?」
「あの人と話すと気分が良くなる!」

このような特徴を持った人を羨ましく思ったことありませんか?話の内容は大きく変わらないのに、場の雰囲気を良くしたり相手を良い気分にさせたりする。もしかしたらその人は、対話が盛り上がる一言を使っているかもしれません。

博報堂スピーチライターのひきたよしあき先生が講師を務める授業『対話を盛り上げるひと言力』では、対話が盛り上がる一言に関するメソッドをたくさん紹介しています。

対話が苦手で敬遠しがちな人、少しでも相手に好印象を持たれたい人には必見の60分です!

担当の先生

ひきた よしあき 先生

コラムニスト / コミュニケーションコンサルタント

目次

  • 対話を盛り上げられる人=ポジティブな一言でムードを作る人
  • 「あ行」と「す」の力を借りよう!
  • 対話を盛り上げるポジティブな一言が重要な時代へ

 

 

対話を盛り上げられる人=ポジティブな一言でムードを作る人

「対話を盛り上げられる人には、ポジティブな一言でムードを作れる特徴がある」と語るひきた先生。授業の序盤はそんな特徴を持った人の事例が紹介されます。

 

以下は、あるテレビ番組の実証実験の事例です。

 

・全員初対面の小学生の男女グループで、協力して料理を作ってもらう
・調理終了後、女子生徒に最も好印象だった男子生徒とその理由を聞いて集計
・女子生徒から好印象をもたれた男子生徒に共通する特長を探る

 

男子生徒にはどんな特長があったのでしょうか。

 

 

 

一見「調理をテキパキこなしてくれる」「料理がうまい」など、料理スキルが高い子が好印象に見られがちですが、女子生徒から好印象だったのはまったく逆。ほとんど調理に参加していない男子生徒でした。

 

ただ、彼らに共通する特長はそこだけではありません。実は、選ばれた男子生徒はずっと「大丈夫」「上手だね」「美味しそう!」といったポジティブな一言をメンバーにかけていたのだそう。ひきた先生も「この特徴こそが、女子生徒から好印象を得られた最大の要因であり、言葉でムードを作る人の特徴」と語ります。

 


「あ行」と「す」の力を借りよう!

 

 

前述した事例から、対話を盛り上げる人には、ポジティブな一言で良いムードを作る特徴があると分かりました。ただ先生曰く、そういう一言を無意識に発せられるのは小学生である点が大きいとのこと。大人はまず、意識的にポジティブな一言を発する努力が必要なのだそう。

 

では、どんな言葉がポジティブな一言になるのでしょうか。授業で取り上げたのは「あ行」と「す」で始まる一言でした。「『あ行』と「す」には、他の五十音よりもポジティブなパワーが秘められている」のだそうです。

 

 

 

上のスライドは、ポジティブなパワーを秘めた「あ行」の言葉の一例。先生はこれらを「人の心に残りやすい言葉」と称し、その理由をこう語ります。

 

「人間はお腹の中にいるころからお母さんの声を聞いています。実は、その中でもよく聞こえているのは母音なんだそうです。それから、母音から発せられる言葉の波動は、どんな人にでも通りやすく心に残りやすいと考えられるようになりました。

 

また『あ行』にはポジティブな意味を持つ良い言葉がたくさん存在している。『あ行』の言葉は、相手の心に良い影響をもたらしやすいんです」

 

ちなみにTwitterで自分の投稿に「いいね」が押されて嬉しくなるのも、「あ行」の力の恩恵を受けている可能性が高いと先生は語ります。

 

 

 

続いて紹介されたのは、「す」で始まる言葉の一例です。言霊の研究も行なっているひきた先生によると、「す」は神聖な風を吹き込む音であるため、「すごい!」「好き」「すばらしい」といった言葉は、ポジティブなムードを作る言葉になりやすいのだそう。

 

普段の対話で「へー」「ふーん」などを多用してしまいがちな人は、これらの言葉を意識して返事をしてみることから始めてみましょう。


対話を盛り上げるポジティブな一言が重要な時代へ

授業内では「対話を盛り上げるポジティブな一言」の重要性についても触れられます。重要な理由を、先生は「昭和から令和にかけてハイコンテクストからローコンテクストに変わってきたため」と語ります。

 

 

 

ハイコンテクストとは、コミュニケーションを図るときに、前提となる考え方や価値観が非常に近い状態のこと。例えば「私が彼を評価しているのは、言葉にしなくてもわかるはず」といった風潮は、昭和の上司・部下の間ではあるあるです。互いの価値観が非常に近いがゆえに、上司もあえてポジティブな一言を部下に伝えませんし、部下も上司の行動から察することが常でした。

 

ただ「そのような風潮は、だんだんと通じなくなってきた」と先生。なぜなら、個々の価値観の多様化が尊重されて互いの価値観が遠くなったから。その結果、いまはポジティブな一言をあえて発しないと相手との対話を盛り上げるどころかコミュニケーションも取りづらくなるそうです。

 

ここまでの内容は、本授業のほんの一部にすぎません。この後は、対話を盛り上げるのに役立つ一言が数多く紹介されます。詳細はぜひ、実際の授業で確かめてみましょう!

 

文=トヤカン

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
『「対話を盛り上げるひと言力」―博報堂スピーチライターが教える 言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる授業―』

 

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