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2022.01.25

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積極的なコミュニケーションが大事! リモートワーク下でも最強のチームを創るコツ

積極的なコミュニケーションが大事! リモートワーク下でも最強のチームを創るコツ

仕事の生産性を向上させ、どこにも負けないチームを創るには、新人や部下の成長は欠かせません。しかし時代はコロナ禍。加えて昨今はリモートワークの導入により、新人や部下の育成難易度が上昇。チーム創りも以前より難しくなりました。

『リモートワークでの最強チームの創り方』では、リモートワーク下で新人や中堅のマネジメント層の育成、チーム創りに課題を感じている人に向けた課題解決方法が多く紹介されます。また「リモートワーク下の部下のモチベーション低下が気になる……」「メンバーの生産性低下を何とかしたい!」といった悩みにも触れられています。

講師を務めるのは、株式会社AHGS代表取締役・早川諒先生。実は先生も、リモートワーク下でさまざまな課題を抱えていました。しかしそこから、部下の成長を促してモチベーションを維持させ、最強のチームを創りあげたそうです。結果、コロナ禍にもかかわらず過去最高の売上を達成したとのこと。
先生が導き出した最強のチームを創るための課題解決法とは、いったいどのようなものなのでしょうか?

目次

  • 部下への指示出しはメールやチャットの特徴を最大限に活かそう!
  • 自由参加型のチャットを開設!上司から積極的にアプトプットしやすい雰囲気を作ろう!
  • メンバー全員で徹底した「聞く」体制作りを!

 

 

部下への指示出しはメールやチャットの特徴を最大限に活かそう!

まず先生は「リモートワーク下で新人や部下を育成しつつ生産性を上げるなら、いままでと同じやり方ではダメ」と語ります。特に部下への指示の出し方は、やり方次第で生産性の低下に大きく影響するとのこと。

 

「オフィスで仕事をしていたころは、きっと口頭指示が多かったはずです。ただ、口頭指示はどうしても内容が曖昧になりやすい。それをリモートワーク下でやると、部下にはもっと伝わりません。効率は悪くなりますし、生産性も低下します」

 

そこで先生が取り入れたのは、メールやチャットの特徴「内容を可視化できる」を最大限活かした方法でした。具体的には、指示出しの際に必ず内容が明確に書かれた資料を1枚作って添付するというもの。これによって聴覚だけでなく視覚を用いた即効性のある指示出しが可能に。「部下の理解も早くなり、1人当たりの生産性も向上する」と先生は語ります。また時間があれば、オンラインツール上で部下に実際の業務手順をシェアすると良いそうです。

 

 

 

またこの試みは、上司の情報伝達スキル向上にもつながったそうです。いままで無意識に使っていた「なるべく早く」「いい感じに仕上げて」といった曖昧な表現が、しっかり言語化されるようになり、どのように指示出しをすれば伝わりやすいのかを改めて学べたとのこと。

 


自由参加型のチャットを開設!上司から積極的にアプトプットしやすい雰囲気を作ろう!

先生がリモートワーク下で最強のチームを創るために重要視したこと、それは上司・部下の関係構築です。先生は「いくら仕事に関する仕組みが整っていても、部下と上司の関係がある程度構築できていないと最大限活用するのは難しい」と語ります。

 

ましてや新人は、入社したときからリモートワーク。上司や先輩と顔を見て話す機会がほぼありません。人によっては孤独を感じ、仕事へのモチベーションが下がってしまう人もいるでしょう。

 

そんな課題を解決するため先生が取り入れたのは、自由参加型のチャットでした。ここでは社員の役職関係なく、誰でも自由に発言してOKにしているそうです。また会話のきっかけは上司やリーダーが率先して作り、部下からのアプトプットを引き出すようにしているとのこと。

 

 

 

上のスライドには、実際に先生が使用しているチャットツールの一部分が載っています。まるで友人同士のような会話が繰り広げられていて、楽しそうに見えます。ちなみに、社内にこの施策を取り入れた後、先生がアンケート調査をしたところ「気軽に参加できチャットが楽しい」という意見や「チャット上司と会話できる時間がモチベーション維持につながっている」といった声が多かったそうです。

 

部下とのコミュニケーションが不足しているなと感じる人、部下のモチベーション低下に気付いている人は、あえて部下の気持ちをアウトプットする場を設けてみても良いかもしれません。

 


メンバー全員で徹底した「聞く」体制作りを!

会議中、メンバーに話をしっかり聞いてもらえていない気がする。これもリモートワーク下でならではの課題です。昨今はオンラインミーティングの頻度が増え、画面の向こうで何をやっているのか見えにくくなりました。きっとミーティング中に他の仕事をしている人も少なくないはず……。先生はこれを問題点の1つとして挙げており、「特に他の仕事をしている上司を見るのは、メンバーのモチベーション低下に関わる」と語ります。

 

そこで取り入れたのが「聞く」体制の徹底。具体的に以下のようなことを徹底させたそうです。

 

 

 

なかでも先生が「心がけてほしい」と語気を強めたのは、リアクションの大きさでした。「話の聞き手側でミュート設定している人は、いつもより大きいリアクションを取った方がいい。それだけでも話し手は『聞いてもらえている!』と思えるから」と先生は語ります。

 

また上司は、ミーティング中も積極的に部下からアウトプットを引き出す声掛けをした方が良いそうです。そうすることで、部下も「自分はミーティング参加者の一員なんだ」と感じ、積極的な発言やモチベーション維持につながるそうです。

 

こうしてみると、ひとえに「聞く」体制といっても、決して目新しいことはしていないことがわかります。むしろ、いままで無意識だった部分に改めて目を向けて実践しているように感じるのではないでしょうか。もちろんこれらが、部下やチームにメリットをもたらすのは、先生の経験で実証済み。ぜひ今後のオンラインミーティングで意識してみてください。

 

本記事で紹介した内容は、先生が経験から導き出したエッセンスのごく一部。先生のエッセンスをもっと詳しく知りたい、自社のリモートワーク環境に取り入れてみたいという人は、ぜひ授業を受講してみましょう!

 

文=トヤカン

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
『リモートワークでの最強チームの創り方』

 

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