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2022.02.08

column

知りたい情報をうまく引き出せるようになる! 「質問が苦手」を克服するための3つの方法

知りたい情報をうまく引き出せるようになる! 「質問が苦手」を克服するための3つの方法

ビジネスにおいて“質問”は、仕事の効率アップや他者との関係構築にとても役立ちます。ただビジネスパーソンの中には、以下のような経験から質問に苦手意識を持っている人も少なくないでしょう。

・仕事のことで上司に質問があるけど、どう聞けば良いかわからなかった
・先方との会話中、自分から質問できないがゆえに話が弾まず困った
・会議で質問を求められたけど、気の利く質問が出来なかった

そんな苦手意識を克服するヒントを学べる授業がここに。エマメイコーポレーション代表取締役で、「営業サプリ」開発者の大塚寿先生が講師を務める『質問が苦手を克服する3つの基本ステップ』です。

よく「質問が苦手な人は、質問力やコミュニケーションスキルが足りない」と言われがちですが、大塚先生曰く「それらは関係ない」とのこと。いったい質問が苦手になってしまう原因は何なのでしょうか? そして、質問への苦手を克服する方法とは?

目次

  • 日本語は“超文脈依存言語”
  • 相手に興味・関心を持つ、感情移入が大事!
  • 質問のバリエーションを増やし、パターン化させる!

 

 

日本語は“超文脈依存言語”

 

 

「質問を苦手に感じる要因は、日本語の特徴にあります」

 

授業の冒頭でさっそく要因を挙げる大塚先生。そもそも、日本語は“超文脈依存言語”であり「場の空気」「その言葉を発するまでの背景」「相手の表情・声のトーン」などを総合的に汲み取り質問をしないと、相手に違和感や誤解を与えてしまうのだそう。「質問が苦手」と感じてしまう要因は、日本語の難しさにあったのです。

 

 

 

授業では例として、初対面の先方との商談シーンが挙げられました。営業メインのビジネスパーソンにとってはよくあるシチュエーションですが、先生曰く、以下の言葉をそのまま用いるのはNGとのこと。

 

「○○に関して、課題はございませんか?」

 

一見、先方が抱える課題を引き出すためのオーソドックスな質問で、何の問題もないように思えます。しかし先生の評価は厳しめ。「人間関係が構築できていない初対面の人に対して、この質問はあまりに唐突すぎる。人によっては上から目線の言葉のように感じてしまう」と語ります。

 


相手に興味・関心を持つ、感情移入が大事!

では具体的にどうすれば、質問に対する苦手を克服できるのでしょうか。授業ではその方法が3つ挙げられます。1つ目は「相手に興味・関心を持つこと」でした。

 

 

 

先生曰く「質問が苦手な人は対象に無関心な場合が多く、それが質問の障害になっている」のだそう。確かに私たちは質問をする際、その対象に多少の関心を持っていることがほとんどです。「なぜ?」「知りたい」といった気持ちがなければ、質問は浮かんできません。「ビジネスにおいては、まず誰に対しても興味・関心を持ってみようとすることが大事」と、先生は語ります。

 

またビジネス上では相手に興味・関心を持つことで、自身の態度や表情、声のトーンが話し相手に好意的に受け止められるメリットもあるとのこと。さらに、苦手な人や初対面の人に対しても意識的に興味・関心を持つことで、意外な接点や共通点を発見できるそうです。

 

ただ「いきなり『興味・関心を持ってみよう』と言われても、どうしたらいいかわからない!」と感じる人は多いはず。そんな方のために、先生は授業内で「相手に興味・関心を持ちやすい、感情移入しやすいポイント」を7つ紹介します。これらをもとにすると、聞きたいことが思い浮かべやすくなるそうです。

 

 

 


質問のバリエーションを増やし、パターン化させる!

2つ目の方法は、「効果的な質問のバリエーションを増やす」というもの。質問のバリエーションを増やしてパターン化できれば、「どんな状況でも柔軟に質問できるようになる」と先生は語ります。

 

例えば、会議中に質問を求められた場合。先生曰く、以下の3つが効果的な質問になるとのこと。

 

 

 

例えば、「○○という理解でよろしいでしょうか?」という言葉には、相手の話の論点を明確にする効果があります。また、理解が曖昧な部分を再度説明してもらえるきっかけになり、相手との認識のズレを最小限にする効果もあるそうです。

 

会議で話し手と聞き手の理解・認識のズレが生じると、その後の業務に支障をきたす恐れがあります。そういう点では、すごく効果の高い質問と言えるでしょう。ちなみに授業内では「上司に効果的な質問」「営業時に効果的な質問」の例も紹介されます。

 

そして3つ目の方法は「質問前の場作り」というもの。これは、先生が授業でもっとも力をいれて解説した方法であり、上述したNG質問「○○に関して、課題はございませんか?」を、良質な聞き方へと改善させる要素の1つにもなりました。

 

先生が熱を入れて解説する「場作り」とは、いったい? またNGと判断された質問はどう変わるのでしょうか?詳細は、実際の授業で確かめてみてください。

 

文=トヤカン

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
『質問が苦手を克服する3つの基本ステップ』

 

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