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2020.08.06

column

朝1時間の自己投資! 朝活の第一人者が教える早起きのコツ

朝1時間の自己投資! 朝活の第一人者が教える早起きのコツ

朝活に人々の注目が集まり始めてからずいぶん経ちました。

「朝の時間をもっと有効活用したい……!」と思いつつも、実際のところ何の行動にも移せていないという人は多いのではないでしょうか。

そんな人にぴったりの授業が『毎日1時間自己投資できるモーニングルーティン』です。この講義では毎日「始業前の一時間」を使ってなりたい自分になるための自己投資を行うための考え方・コツを学ぶことができます。

講師はベストセラー『「朝4時起き」ですべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)の著者であり「朝活の第一人者」と呼ばれる(株)朝6時代表の朝イチ業務改革コンサルタント池田千恵先生。

朝活によって人生を切り開いてきたという先生の経験に裏打ちされたメソッドを、ぜひこれからの参考にしてみましょう。

目次

  • 早起きは自分の価値基準で生きるための第一歩
  • 早起きを実現する「START UP」の法則
  • 朝の1時間の使い方

 

 

早起きは自分の価値基準で生きるための第一歩

 

 

「実は私はキラキラキャリアを歩んできたわけではありません」と池田先生。慶応大学卒業、外食ベンチャーから外資戦略コンサルをへて起業という一見華々しいキャリアの陰には、二浪、30社落ち、20代で窓際社員になど、さまざまな危機があったといいます。そんな人生を切り開く先生の強い武器が「早起き」でした。

 

もともとは夜型人間だという池田先生ですが、6時起床からスタートして睡眠時間の試行錯誤を進め、現在は幼い子どもがいながら4時起床をルーティンとしているそうです。

 

先生曰く、「早起きは自分の価値基準で生きるための第一歩」。

 

朝早く起きるためには早く寝る必要があります。すなわち、一日でやることをリストアップする必要が自ずと生じます。そのため、価値観や好き嫌いの軸、優先順位の明確化が進み毎日の「取捨選択」能力が高まる効果もあるということです。

 

先生がまず発した質問は「あなたにとっての『自己投資』とは何でしょうか?」でした。自己投資の先には理想の自分に近づくための目標が明確にあるべきだと先生はいいます。そのためにルーティンを戦略的に組立てましょう。

 


早起きを実現する「START UP」の法則

なぜ「朝1時間」か? という質問への先生の答えは以下の通り。

 

・1時間なら、ちょっと頑張れば作れる
・朝の計画をすぐ行動できると気持ちいい
・脳が疲れていないのでサクサク動ける
・1時間だけと思えばダラダラしない
・小さな達成感を毎日得られる
・邪魔が入らないので一気に集中できる

 

このように、1時間というそれほど苦にならない目標を設けることで朝活にも挑めそうだという気がしてくるのではないでしょうか。

 

それでも「早起きは苦手で……」という方に先生が伝授するのが4つの英単語で構成された「START UP」の法則です。

 

 

1つ目の単語はSleep(寝る)。早起きは早寝から生まれます。まずは最適な睡眠時間を確保するよう努めましょう。明日から2週間で自分の適正な睡眠時間を計測してみてください。ヒントとなるのが「90分×4or5+α」。人はおおよそ90分に4~5をかけた時間で目覚めるとスッキリと目覚められるといわれています。そこにα(寝入りの時間)が加わるため、正確な計測のための期間として2週間が確保されているのです。

 

2つ目の単語はTARget(定める)。これは、早起きする目標(target)を定める手順です。そのために役立つのが、下の時間とリスク許容度で4象限に分けられた図。

 

 

それぞれの位置によって、仕事に専念したい「ワーク&ワーク志向」、パラレルキャリアを築きたい「ワーク&セカンドジョブ志向」、労力をかけずに多くのリターンを得たい「ワーク&インベスト志向」、プライベートを大事にしたい「ワーク&プライベート志向」の4つに志向がわかれます。

 

「まずどの志向が自分に当てはまるかを知ることで、朝の一時間を何に投資するかが決まる」と先生はいいます。

 

3つ目の単語は「Time(時間)」。朝の1時間を確保するために生活の無駄を取り除きましょう。作業動線を振り返り、邪魔なものは捨てたり朝食の献立をあらかじめ決めてしまったり、試しながらブラッシュアップしていくことが求められます。

 

4つ目の単語は「backUP(バックアップ)」。朝活の目標を決めたもののどうしても達成しきれないことはあります。そんなときに落ち込んでしまわないために目標を松竹梅に分けて朝活の達成目標のバックアップを用意しておきましょう。そうしておくことで「今日は松の目標はできなかったけど梅はできたからいいか!」と達成感を持って楽しくルーティンに向き合うことができます。


朝の1時間の使い方

最後に具体的に1時間をどのように使うべきかを見ていきましょう。

 

先生が提案するのは前半30分を「仕事とプライベートのタスクの優先順位づけ」、後半30分を「未来の自分の方向性に沿った『種まき』」に使うというプランです。

 

まず、優先順位付けにあたって使うのが赤・緑・青・黒の4色。

 

緊急でなく重要なタスクは赤、緊急で重要なタスクは緑、緊急で重要でないタスクは青、緊急でなく重要でもないタスクは黒で色付けします。そうすることで、どのタスクを優先すべきかがはっきりと見えてきます。

 

 

次にすべきはそれぞれに業務に必要とされる種まきの因数分解。多くの人が緊急でなく重要なタスクを後回しにしてしまうのですが、それは細かいタスクの要素が言語化されていないからだと先生はいいます。

 

完璧でなくてもある程度タスクの粒を細かくすることで具体的に対処しやすくなり、また他者と比較して成長につなげやすくなるということです。

 

後半30分は「種まき」の時間です。前述の図で自分の志向を判定することで目指すべきロールモデルが見えてきます。そこに近づくための自己投資の時間としてこの時間は位置づけられます。ここでは「複業」「起業」「ワーママ」といった働き方のタグでなく志向に合わせてロールモデルを探すことを意識してください。タグは同じでも「1人で何でもこなすバリキャリ」と「週2日働いて20万で幸せに生きる」のようにまったく志向が異なる場合がよくあるからです。

 

志向が決まったら、以下のシートを使って朝の30分を何に使うかを考えてみることを先生はおすすめしています。

 

池田千恵先生の授業『毎日1時間自己投資できるモーニングルーティン』の内容をお届けしました。

 

Schooでは『朝ヨガでダラダラ週末からの大脱出』『結果を出し続けている人が朝やること』など朝活にまつわる授業がほかにも多く配信されています。朝活に興味を持った方は、そちらもぜひ合わせてご覧ください。

 

『毎日1時間自己投資できるモーニングルーティン』http://schoo.jp/class/6996/room

 

『朝ヨガでダラダラ週末からの大脱出 全6回』  https://schoo.jp/class/5123

 

『結果を出し続けている人が朝やること 全3回』https://schoo.jp/class/4862

 

文=宮田文机

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