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2020.08.24

column

目標達成には「センス」が必要。ある人/ない人の違い

目標達成には「センス」が必要。ある人/ない人の違い

仕事やプライベートの目標を抱いていたけどなかなか進まない。あるいは挫折してしまった。そのような経験は誰にでもあるでしょう。

そこであなたに足りなかったのは「目標を達成するセンス」かもしれません。

ここまで聞いて「それじゃあ自分には無理じゃないか」とあきらめないでください。センスは才能とは違い、誰でも磨き育てることができるものなのです。

そのような目標達成のための理論や実際にセンスを磨く方法についてレクチャーしてくれるのがSchooの授業「どんな時代でも、どんな仕事についても、目標を「絶対達成」させられる人の特徴」。

講師はベストセラー「絶対達成」シリーズの著者であり、アタックス・セールス・アソシエイツ代表取締役社長としてさまざまな企業のコンサルや講演活動を行う横山信弘先生です。「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した人物としてご存知の方も多いのではないでしょうか。

本記事で横山先生の考案した「目標達成するためのセンスの磨き方」について学びましょう!

目次

  • 人間の理解レベルには4段階ある
  • 応用力と共通点を見つける力を鍛えよう
  • あきらめスキルとマルチスキル・マルチコミュニケーション

 

 

人間の理解レベルには4段階ある

 

 

横山先生が伝授する目標絶対達成の秘訣、それは「『1000』知って『3』ピンとくる」ということ。

 

例えばファッションセンスという言葉がありますが、自分にとってこの服が合うのかあわないのかがわかるのは知識と経験を身につけているからです。どのような人にどのような服が合うのか、という知識を身につけ、そのうえでたくさんの服の形や色や素材感を観察し、パターンを習得していけばこの服があう、あわないの判断が即座にできるようになります。

 

このような知識と経験に裏打ちされたパターン分析を先生はセンスとよんでいるのです。

 

そして、「目標を達成する人は目標を達成するセンスがある」といいます。

 

具体的にどういうことか、以下の画像をご覧ください。

 

 

「人間の理解レベルには4段階存在する」と先生。

 

一つ目は良い/悪いの判断ができるという段階。悪くいえば印象論に過ぎない可能性もあります。

 

二つ目は学んだことの要点を押さえて理解できるということ。これでもまだ第二段階でしかありません。

 

三つ目は自分の過去の経験をもとに語れるということです。例えば「腹に落ちた」と表現されるのはこの第三段階の理解といえます。

 

そして四つ目が自分の言葉で語れるということ。書籍や講義の内容を頭の中で咀嚼して、自分の言葉に昇華できる状態です。

 

「第4段階にまで至れば、とてもセンスがあるといえる」と先生。どんな取り組みであれ、第4段階に到達するスピードが速ければうまくいくと断言します。

 


応用力と共通点を見つける力を鍛えよう

ここで先生が尋ねたのが、「本を読んだり、セミナー受けたりしても結果が出ないケースはありますか?」という質問。

 

リアルタイムで受講生の意見が集まるコメント欄には「あります」「内容が理解できても行動に移せない」など同意の言葉が並びます。

 

そんな方々に先生がレクチャーするのが「応用力の重要性」です。「応用の反対語は何でしょう?」という質問に「基礎」「基本」などの回答が返ってくるなか、先生があえて用意した答えは「理論」。

 

「本を読んで理論を知っても、応用できなければ目標達成にはつながらない」と先生はいいます。

 

 

その理由は、本には理論しか書かれていないからです。例えば「従業員30人の繊維メーカーが成功する方法」というタイトルの本は、その条件に該当する人にしか売れません。そのため、書籍には多くの人の悩みをカバーする理論のみが掲載されるのです。

 

その内容を本当に役立てようと思ったら応用するしかありません。

 

もうひとつ目標達成のセンスを身につけるに当たって重要なのが、「共通点を見つける力」です。「例えばSchooの会員にどんな人が多いんだろう?」という問題に対して、自分の周りの人だけを参考に「20~30代の女性が多いんじゃない?」などと答える人は残念ながらセンスがあるとはいえません。

 

先入観にとらわれてしまっているからです。情報を集め、多くの事例を眺めることで初めてパターンが見えてきます。そこから共通点を見出す訓練をしてみましょう。

 


あきらめスキルとマルチスキル・マルチコミュニケーション

授業の後半で先生が取り上げたのが「あきらめスキル」と「マルチスキル・マルチコミュニケーション」の重要性です。

 

長時間労働ができない時代、ムダなことに労働時間を費やすのは良くない、と先生。そのために余計なこだわりは“あきらめるスキル”も重要です。例えば会議で「どうせ実行されないだろう」と思うアイディアを提案したり、プレゼン資料の見た目にこだわって徹夜したり、そのような時間はあえてカットすることを意識しましょう。“あきらめる部分をあらかじめパターン化しておく”ことを先生はおすすめしています。

 

さらに、現代においてスキルは一種類では不十分だというのが先生の理論。いろいろなことにチャレンジすることをあきらめてはなりません。

 

例えばオンライン会議ツールの使い方がわからないから、と敬遠してはいませんでしたか? ウェブ会議は対面、電話、メール・チャットに次ぐ第四のコミュニケーション手段としてすでに確立されているといっても過言ではありません。

 

また、苦手というひとも多いSNSですが、一通り手を出してみることが大事です。知らない人とのコミュニケーション力が磨かれるだけではなく、SNSごとの特性を理解することで思考パターンをアップデートすることができます。

 

 

そうして3軸以上のスキルを身につけることで一生ビジネスマンとしてやっていける人材になれると先生はいいます。

 

──でも、どのくらいスキルを極めるべきなんだろう?
──理解レベルを早く高めるにはどうすればいいの?

 

このような疑問が浮かんだ方は、ぜひ授業の動画をご覧ください。質疑応答のなかで先生がわかりやすく答えを提示してくれています。

この授業は「目標を「絶対達成」する仕事スイッチの入れ方」シリーズの第三回でした。次回、第四回のテーマは「絶対達成する「集中力」の身につけ方」です。ぜひリアルタイムでご視聴ください。

 

『目標を「絶対達成」する仕事スイッチの入れ方 第3回 どんな時代でも、どんな仕事についても、目標を「絶対達成」させられる人の特徴』

http://schoo.jp/class/7058/room

 

『第4回 絶対達成する「集中力」の身につけ方』

https://schoo.jp/class/6913

 

文=宮田文机

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