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2020.09.25

column

ドン・キホーテ伝説の部長が教える、仕事で成果を出す人の5つの共通点

ドン・キホーテ伝説の部長が教える、仕事で成果を出す人の5つの共通点

「ドンドンドンドンキ・ドン・キホーテ~♪」

日本有数のディスカウントストア、ドン・キホーテの店内で流れる上記のテーマソングをみなさんも聴いたことがあるでしょう。

では、その曲を作詞・作曲・歌唱しているのは誰かを知っているでしょうか。

目次

  • 心から仕事を楽しまないと成果が出せない時代の到来
  • 成果を出す人の5つの共通点
  • ワークで“ミラクルマインド”を身につけよう

 

心から仕事を楽しまないと成果が出せない時代の到来

実は『ドン・キホーテのテーマソング』を自らつくり、歌っているのは同社の伝説の部長・田中マイミ先生なのです。ドン・キホーテにて1万人以上の社員・スタッフをマネジメントしてきた田中先生はそのノウハウを生かし、現在は株式会社フューチャービジョンラボ代表取締役として経営者・管理職向けのコンサルティングに従事。さらに成果を出すための考えをまとめた書籍『楽しくなければ成果は出ない』(すばる社)を上梓されました。

 

Schooの授業「『楽しくなければ成果は出ない』-仕事と人生で圧倒的成果を出す方法-」ではその内容を下敷きに、田中先生から“仕事・人生を向上させる方法”のレクチャーが受けられます。

 

授業の後半では実際に手を動かすワークも実施されました。ぜひA4用紙とペン、付箋をご用意の上、読み進めてみてください。

 

 

授業の冒頭では、まず田中先生からリアルタイム受講生への質問が発せられました。

 

「今あなたは仕事を楽しいと感じていますか?」

 

その回答は「楽しい」というものもあれば「楽しくありません。食べるための仕事です」というネガティブなものまでさまざま。

 

回答を聞いた田中先生が語るのは本授業最初のテーマ、「心から仕事を楽しまないと成果が出せない時代の到来」です。

 

最初に田中先生が提示するのが「働く時間と日本人」にまつわるデータ。

 

調査によると人が一日に費やす労働のための時間(通勤時間も含む)は約11時間。22歳から65歳まで働くと仮定した場合、なんとその総労働時間は11万時間以上にもなります。人生の約1/3は労働しているといわれている、と先生。

 

そのうち、仕事を楽しめている日本人は何%でしょうか?

 

米国ギャラップ社が実施した調査によると、日本の「熱意あふれる社員」の割合は6%で調査した139カ国中132位でした。さらに、企業内で「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」は24%、「やる気のない社員」は70%の割合を占めるという調査結果もあります。

 

 

経験上そういった空気感は蔓延し、チームワークを悪化させ社内全体の成果に悪影響を及ぼすと田中先生はいいます。

 

我々は“仕事が楽しくない”という諸悪の根源を取り除かねばなりません。

 

既存の思考やアイデアが通用しなくなってきている現代、仕事を楽しんでアイデアを出せる自分に代わることが求められます。

 


成果を出す人の5つの共通点

“仕事を楽しむこと”の重要性は伝わりましたか?

 

続いて授業では先生がまとめた仕事を楽しみ、成果を出す人の5つの共通点が紹介されました。

 

1つ目のポイントは「人の機嫌をとるより自分の機嫌をとる」ということ。多くの人が家族や上司、部下など周囲の人の機嫌を取ることに一生懸命になって自分の機嫌をとることを考えません。しかし、「まずは自分の機嫌をとることが一番大事です!」と先生は断言します。それにより気持ちが楽になりアイデアが出やすくなるだけでなく、周囲の人にも結果として良い影響を及ぼせるようになります。

 

2つ目のポイントは「『完璧』を目指すのではなく『楽しい』を目指す」。まじめな日本人は完璧主義に陥りがちですが、それでは成果を出す前に疲弊してしまいます。先生おすすめの言葉「ま、いっか」をキーワードに完璧などそもそもあってないようなものととらえて、心にゆとりを持ちましょう。

 

 

3つ目のポイントは「雑談を積極的に取り入れる」。仕事は黙々と進めるべきものと考えてはいませんか? 田中先生は「社員との会話は8割雑談」というほど積極的に雑談に取り組んでいるそうです。雑談により情報が得られたりアイデアがひらめいたりすることは少なくありません。話すのが苦手なら「最近どうですか?」など相手の話を聞き出す姿勢を取ることを先生はおすすめしています。人は誰でも自分の話を聞いてほしいもの。話を聞き気持ちの良い反応を返すことできっと仕事にもプラスの影響が返ってきます。

 

4つ目のポイントは「自分のペースを知って無理をしない」。無理は禁物という言葉があります。ベストな睡眠時間、理想の休日日数や一日にこなせる仕事量を把握し、理想のマイペースで進められる仕事スタイルを作っていくことが重要です。人と比べる必要はありません。自分にあった働き方を探しましょう。「このポイントが一番重要かもしれない」と先生はいいます。

 

5つ目のポイントは「休日や隙間時間など余暇を充実させる」です。「なぜ余暇が仕事の成果につながるの?」と疑問を覚えたのではないでしょうか。その答えはぜひ、実際の授業動画でご確認ください。

 


ワークで“ミラクルマインド”を身につけよう

授業の最後に用意されたのは紙とペン、付箋を使ったワークです。

 

このワークを通して目指したいのが「ミラクルマインド3条件」を満たすこと。

 

ミラクルマインドとは3つの人生・仕事に良い影響を及ぼすためのマインドセットのことで、以下の3条件で定義されます。

 

1.自分を大事にできている
2.相手のことを考える余裕がある
3.人に喜ばれることをいつも考えている

 

ミラクルマインドを手に入れることで、仕事で良いアイデアが生まれやすくなる、人生を広い視野でとらえていきやすくなる、などの効果が得られると先生は言います。

 

 

ワークの内容は非常に簡単。A4のコピー用紙の中央に線を引き、左右のスペースそれぞれに時系列順にうれしかったこと、嫌だったことを付箋に書いて貼っていくだけです。細かく文章で書く必要はありません。一言でも、思いついたことは貼っていきましょう。

 

書き終えたら全体を俯瞰してみてみてください。

 

そこから「価値観」と「ありたい姿」を見出すことができるはずだと田中先生はいいます。

 

さらに「自分自身に対して感じたこと」「自分が楽しいと感じるとき」「その楽しさを仕事に生かす方法」について考えましょう。人生を通して“自分が何を楽しいと感じるか”を見出し、仕事につなげることが重要です。

 

田中先生の講義はこれで終わりではありません。第2回「自分を変えるセルフコーチング」では新たなワークとともにさらに自分と向き合うことができます。ぜひリアルタイムでご視聴ください。

 

『『楽しくなければ成果は出ない』-仕事と人生で圧倒的成果を出す方法- 第1回 『楽しくなければ成果は出ない』-仕事と人生で圧倒的成果を出す方法-』http://schoo.jp/class/7181/room

 

文=宮田文机

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